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ラノベドランカー

Author:ラノベドランカー
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2015-07-31

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まとめ系 コメント: 10 トラックバック: 0

水木しげ子さんと結ばれました (電撃文庫)

2014-03-07

水木しげ子さんと結ばれました
電撃文庫
著作名:水木しげ子さんと結ばれました

著者名:真坂マサル(まさか まさる)
イラストレーター:生煮え(なまにえ)
発行日:2014/02/10


あらすじ
僕と彼女は「赤い糸」で結ばれている──
死の運命を結ぶ糸が織り成す、愛しくて狂った物語。

 今日は転校初日で、学校に着いていなければいけないのに、僕は今、死体を埋める穴を掘っている。そんな僕の左手の「ある存在」――それを追って振り返ると、僕以上に血みどろで、死体をいじくる女の子がいる。
 ――水木しげ子さん。
 僕の想像していたのと全然違う、可愛くて恐ろしい女の子。でも、彼女こそ僕の運命の人に間違いない。
 だって、あまりにも完璧な、人形みたいに美しい彼女の左手の小指は、僕の左手の小指と「運命の赤い糸」で結ばれているのだから――。
 殺し合う者たちを結ぶ「赤い糸」で結ばれてしまった、ちょっとおかしな少女と少年。
 二人に次々と訪れる数奇な殺し合いの「運命」と、その未来に訪れる結末とは――?
 今年だけの〈20回記念特別賞〉受賞作、ついに登場!

レビュー
小指を結ぶ赤い糸は、とある「運命」を示す呪いの証

「水木しげ子」と見て、速攻で水木しげるを連想しました。でもそんな人結構いるんじゃ無い?
全く関係ない話から入ってしまって申し訳ない。

第20回電撃小説大賞<20回記念特別賞>受賞作品。
今回だけの記念特別賞ということらしいけど・・・他の賞よりは少し下がるってことかしら。

でも、今のところ今年の受賞作の中で一番面白い。

通り魔に襲われて突然見えるようになった赤い糸。
それは「結ばれたもののどちらかがどちらかを殺す」という運命を示すもの。
主人公の朝生は転校初日に自分と糸が結ばれた女の子・水木しげ子さんと出会い、奇妙な出来事に遭遇していく。

シュールで猟奇的なラノベミステリー作品。
短編的に赤い糸にまつわるいくつかのエピソードが描かれているが、どれも一癖あって読み応えは十分。
予想の斜め上をいく変人・水木しげ子さんと、モブ的一般人かと思いきや意外と肝が太くて男前な朝生君がとても良いコンビ。
痛すぎずグロすぎないので、作品が重くなりすぎておらず、その点も好印象。
次へ次へと読者を誘う魅力的な文章で物語が紡がれている。

ただし、話のネタ的に好き嫌いははっきりでるだろう。
甲田学人先生や、入間人間先生の作品が好きな人なら間違いなく好きになれると思う。
仕上がりとしては両先生より取っつきやすくさらりとした味わいだが、読了後に残る独特の味わいがある。

ちょいちょい強引なロジックはあったりするけど、作品の全体感からすればまぁ些細な問題。
ただ、ラストのオチだけはどうも頂けない。
というか、強引過ぎて頭がついていけなかったのか読んだ30分後にラストシーンを忘れるという事態に。。。
たぶんあと数日したらまた忘れる。

それさえ無ければ★5だったんだけど・・・逆に言うと伸びしろがかなりある作品だということ。

この作品は面白くなる。今年の受賞作で初めて次巻が買いたくなった。


評価
★★★★☆
(4.5)

ライト度
★★★
(3)


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韻が織り成す召喚魔法 ―バスタ・リリッカーズ― (電撃文庫)

2014-03-05

韻が織り成す召喚魔法
電撃文庫
著作名:韻が織り成す召喚魔法 -バスタ・リリッカーズ-

著者名:真代屋秀晃(ましろや ひであき)
イラストレーター:x6suke(ペケロクスケ)
発行日:2014/02/10


あらすじ
校則の守護神と呼ばれるカタブツ生徒会長・音川真一の前に現れた、クソ迷惑でウザい悪魔少女・マミラダ。彼女に無理矢理キスをされ、契約を結ばされてしまった真一は、とある能力を手に入れた。それは――。
「サタニックマイク! 相手を強制的にラップバトルに引きずり込んで、バトルの敗者を支配できる魔法だよ。よーよー!」
 韻を踏んだフレーズで即興歌詞を紡ぐ真一の言葉が、強力な召喚魔法となって吹き荒れる。規律を守らず、真一に逆らっていた学院の問題児たちまでもが、ラップ魔法に打ちのめされて命令に従うのだった!!
「人前であんなに恥ずかしい歌を歌うなんて、人生の汚点だ…」
「超かっこよかったよ! よーよー! さすが私の旦那様候補? 魔王の素質アリだね」
 そしてはじまるマイクバトル、命を賭けたマジバトル、時にあの娘のハートにラブバトル。風紀を守る生徒会長はゲット快調!

レビュー
ラップでバトルだチェケラッチョ?

超堅物生徒会長が、可愛くていい加減な悪魔に取り憑かれて手に入れた力はラップで人を支配できる魔法。
悪を成敗すべく力を使おうとするが、もちろん悪魔の力には裏があって・・・
ラップでバトルでコメディーな第20回電撃小説大賞<金賞>受賞作品。

ラップ・・・ラノベの題材としてこれを選ぶとは中々斬新、そしてそれを金賞に持ってくる電撃も斬新。

さて、私の感想としては・・・残念ながらどうも肌に合わぬ。
バカバカしさとノリの良さはさすが金賞という出来の良さ。
でも、ラップである理由が正直わからない。そして私はラップがあまり好きで無い。
ラップが毒にも薬にもなってない感じがしてならないし、作品としての尖りもない。

金賞に成るほどの何かがあるかな?という疑問が常に頭にふわふわと浮いていた。
ラストは流石にうまく締めてると思うんだけど、まさかここだけで金賞に選ばれるわけは無いし。。。
読書中ずっともやっとしっぱなしだった。

しかし、ラップは文章になると勝手に自分のリズムで脳内音読再生されるんだと言うことがわかったのは新しい発見だった。

金賞ってなんじゃらほい?と思いここ数年の電撃小説大賞金賞受賞作を見返してみると、どうも私は金賞作と相性が良くないようだ。
この作品がどうこうっていうより、金賞受賞作ってこういう作風のものが選ばれやすいのかもしれない。
肌が合わない作品が大半を占めていた。


評価
★★★☆
(3.5)

ライト度
★★★
(3)


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王手桂香取り! (電撃文庫)

2014-02-20

王手桂香取り!
電撃文庫
著作名:王手桂香取り!

著者名:青葉優一(あおば ゆういち)
イラストレーター:ヤス
発行日:2014/02/10


あらすじ
華麗なる一手を放て!
駒娘たちと送るさわやか将棋青春ストーリー!

上条歩。中学一年。三度の飯より将棋好き。ひそかに憧れる人は将棋クラブの主将、大橋桂香先輩。
そんな歩の前に突如美少女たちが現れる。
「私たちは、将棋の駒だ」
そう言い放つ彼女たちは、香車を筆頭に駒の化身だという。その将棋の強さは人知を超えており、歩は駒娘たちの教えのもと、さらなるレベルアップをしていく。
折しも中学校将棋団体戦の東日本代表を決める大会が間近に控えており、歩は桂香先輩のチームメイトとなり、ともに頂点を目指すべく奮闘する。
二人の前に立ちはだかるのは、桂香先輩の幼少時からのライバル、二階堂。
二階堂を打倒し、桂香先輩へアピールすべく、歩は駒娘たちと秘策を練るが!?

レビュー
第20回電撃小説大賞<銀賞>受賞作品は将棋もの。

ラノベで将棋もの読んだのは初めてかも知れない。
というか小説全般で将棋ものを読んだのはきっと初めて。

将棋は大好きだけどそんなに強くない歩が、将棋の神様に憑りつかれ(?)ながらも憧れの先輩のために一生懸命強くなっていくお話。
恋が将棋の力も上げていく・・・いやー青春だこれ。

有名どころだと、この手のお話はヒカルの碁という偉大な先達がやってしまっている。
それと被らないようにしてるんじゃないかと思える展開がちらほらある。
それ故に道筋の多くが塞がれてしまったのか、少し爽快感に欠ける展開になっている気がしてならない。

神秘の力使ってもいいから勝つときは圧勝!、そのあとに降りかかる問題にぶち当たればいい。
と私は思うんだけど、この主人公・歩君はなんというかもの凄く保守的かつ安定的。
性格の悪いライバル相手にも波風立てないように…大層大人な対応で素晴らしいと思うんだ。
でもラノベでこれをやられると冷めちゃうんだね、再認識した。

将棋を知らなくても読むことに支障は出ない作品だとは思う。
ちなみに私は将棋については駒の動かし方位は知ってるレベル。何故か金と銀だけうろ覚えなんだけども…。
でも、試合の熱い(と思われる)描写はやっぱり将棋用語を理解できてないとさっぱりな感じだった。
漫画と違って小説は文面だけでど素人にも理解させないといけない。それは凄く難しいことだと思う。

将棋に詳しくない人間が登場人物たちのやってることの凄さを理解できないのがつらい。
なんというか、全体的にのっぺりした感じになってしまう。
山となるところを理解しにくいからかもしれない。

「将棋」というモチーフの扱いの難しさも起因してるんだろうけど、将棋知らなくても読める部分もいっぱいあるので、
やっぱりもうひと山くらい作ってくれても良かったんじゃないかなと思う次第。

最後に、将棋の神様が取った「相手が絶対にこちらの戦法に乗ってくる方法」っていうのがどうもいけない。
あのやり方取るくらいなら奇跡の力使ってほしかったし、そうするべきだろう。
そんなところばっかり生々しくせんでも…えーこんなやり方?!っていうそれだけでテンション下がってしまった。

将棋というモチーフも含めて好き嫌いが出そうな作品です。


評価
★★★☆
(3.5)

ライト度
★★★
(3)


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思春期ボーイズ×ガールズ戦争 (電撃文庫)

2014-02-12

思春期ボーイズ×ガールズ戦争
電撃文庫
著作名:思春期ボーイズ×ガールズ戦争

著者名:亜紀坂圭春(あきさか よしはる)
イラストレーター:ぎん太郎(ぎんたろう)
発行日:2014/02/10


あらすじ
ドキドキし、モヤモヤする! 思春期全開ストーリー!!

「人生に命を懸ける瞬間があるなら、それは今だ」
 正しく生きることを止め、男らしく“男であり続ける”ことを誓った三人の少年がいた。思春期だった彼らは女の子のことを知るためには、あらゆる批判を恐れず、大きな力にも屈することなく、立ち向かっていこうと誓ったのだった。覗きすら辞さない──つまり、どうしようもなく思春期だった。
 そんな男子に武力行使で物事を解決するのが、女子が牛耳る男子矯正委員と生徒会。容赦なく顔が変形するまで殴る中崎ミイナさんは恐ろしく怖い。女性はかくも怖いのに、なぜ惹かれるのか。三人には深すぎる命題であった。
 男であるために女の子を知ることを望み、あらゆる作戦を行使する三人。どうしようもない男たちに、怒りの鉄槌を下そうとする中崎さんたち女子陣。少年少女たちの終わらぬ戦いが始まる。

レビュー
人生に命を懸ける瞬間があるなら、それは今だ!(エロい意味で)

第20回電撃小説大賞<銀賞>受賞作品。

女尊男卑法によって猥褻物、つまりエロいものが封じられた世の中で、思春期の青少年達がその溢れるリビドーを抑えきれず色々やらかすコメディー作品。

うん、この作品、とっても馬鹿だなぁと思います。

エロ知識を封じられようが、社会でゴミ扱いされようがまったくとどまることを知らない若人の性欲。
性の野獣たる男子vsそれを取り締まる女子という構図で繰り広げられるドタバタコメディーなのだが、本作は完全に男子目線でのお話となっている。

良い意味で直情的かつレベルの低い男子の行動に「そうそう」と同意してしまう自分。
私も今でこそいい年こいた大人ですよ。
でもね、こういう阿呆な妄想はしたことあるよ。だって男の子だ(った)もん。

ボーイズ&ガールズ戦争と銘打っているが、一方的に男子が虐げられる殲滅戦です。
でもそれが気持ちいい!とか言ってる変態ばかりでもう本当に馬鹿ですね。非常にレベルが高いです。

ストーリー性がほとんど感じられないけど、思春期の男子の性欲の強さはがっつり伝わってくるのがマジで凄いと思う。。
男子目線が強い作品なので、女子がこれを読んだらどういう感想になるのかは個人的に非常に興味深い。
キモって言われておしまいかしらん。。。

勢いが90%を占めている作品。
後半でちょっとラブコメみたいな展開になってたが、この部分要るのか?とちと疑問。
ラブコメ成分が加わって少し中途半端な感じになった感じがする。(女の子はかわいかったけどね)

ネタの方向的には下ネタという概念が存在しない退屈な世界 (ガガガ文庫)に酷似してしまっている。
あちらと比較しちゃうと下ネタの突き抜け方とかその他色々な面で勝てていないので物足りなさが否めない。

電撃という読者層を鑑みたらこれくらいのライトさの方がよいのかもしれないけど、同じベクトルでより強烈な作品を知っちゃてるとどうしても一味足りない。

ずっと脳裏にこの作品がちらついて比較しちゃってた。(そして常に負けてた)
良い部分もいっぱいあるんだ。でも、インパクトが足りない。
「これ銀賞だぜ!読もうぜ!」って言うほどの推しは私にはできないかな。


評価
★★★★
(4)

ライト度
★★★★
(4)


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