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ラノベドランカー

Author:ラノベドランカー
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ワーズ・ワースの放課後

2006-10-10

ワーズ・ワースの放課後
電撃文庫
著作名:ワーズ・ワースの放課後

著者名:杉原智則(すぎはら とものり)
イラストレーター:瑚澄遊智(こすみ ゆうち)
発行日:2003/09/25


あらすじ
家のベッドで眠ったはずのぼくが、ふと目を覚ますとそこは学校に似た場所で、でも、クラスメイト達は“魔法使い”だの“光霊騎士団”だの“歩み”だの馴染みのない言葉をあたりまえのように交わしていて、しかもそこでぼくはどうやら“王の息子”らしく、でも無能な王子と呼ばれていて……。
眠るたびに二つの世界を行き来するぼく――だが、次第に二つの世界が奇妙な一致を見せ始め……!
二つの世界で紡がれる、ツインワールドファンタジー、登場!


レビュー
頭蓋骨のホーリーグレイルの著者杉原先生とそのイラストレーターである瑚澄先生のタッグ作品。
頭蓋骨~が非常に好きな作品だったので、思わずゲット。そんな作品です。
ワーズ・ワースと頭蓋骨のどちらが先に世に出たのかは知りません・・・

起きてる間は高校生、寝てる間は異世界で王子様。そんな主人公・誠の物語。
誠、誠の幼馴染みの智子、誠の親友&幼馴染みで智子の彼氏の神谷。
この3人の関係と、誠の智子への想いとかがなんともいえず、切なさ具合が満点で非常に良かった。
でもどうやら本題はそこでは無かったらしく、その手の話に割かれたページ数は多くない。
ちょっと残念。

異世界での話は誠を置きざりにして進んでいく。
そして目が覚めての現実世界では親友が大怪我をし、母親は目を覚まさなくなったりと矢継ぎ早に誠にダメージを叩きつけてくる。
どちらの世界でも思い通りにいかない誠のイラツキが伝わってくるようでもあった。

異世界の方での設定は完璧なファンタジー。
剣と魔法が飛び交う。その異世界での敵の設定がちょっとややこしく、これが物語の伏線にもなっている。
高校生としての誠、異世界の王子としてのマコト、この二人の関連性にも深い設定があるのだがこれは二巻でのお話。

表現方法として、あちらとこちらの世界のエピソードを交互に入れて物語を進めていく書き方をしている。
どちらかの世界での話の切れ目、もしくはぼやかしたいところでもう一方の世界に飛ぶ(つまり起きる、か、寝る)。
その世界の切り替えが物語を盛り上げるよい材料となっていたように感じる。
序盤は「こちら」の世界、つまり高校生である方の世界の描写が多く、後半に進むにつれて誠が王子である「あちら」の世界の描写が多くなっていく。
どちらかの世界一辺倒というわけじゃなく、必ず一定以上話を進めたらどちらかの世界に一端は戻っていた。
次第に「あちら」の世界に行くことが多くなっていくが、頁数を調整して意図的に「あちら」の世界へ話をシフトさせようとしていたのではないかと思える。

一巻は話のど真ん中あたりで切れているのでこの辺で。
作品全体としてのレビューは二巻の紹介の時に行うとしましょう。

評価
★★★★
(4)


寝てみたら異世界。なんか憧れ。

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