ブログ内検索&カテゴリー

<< 全タイトルを表示 >>

プロフィール

ラノベドランカー

Author:ラノベドランカー
ラノベ大好きな中毒者。
ラノベ積本の海が引き潮気味になり、溺死の危機から脱出。
ブログ開設6年が過ぎました。
何事も継続は力なり。

最近の記事+コメント

あわせて読みたい

あわせて読みたい

スポンサーサイト

--------

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告

リリアとトレイズ Ⅲ(3) イクストーヴァの一番長い日 <上>

2007-01-30

リリアとトレイズⅢ
電撃文庫
著作名:リリアとトレイズ Ⅲ(3) イクストーヴァの一番長い日 <上>

著者名:時雨沢恵一(しぐさわ けいいち)
イラストレーター:黒星紅白(くろぼし こうはく)
発行日:2006/03/25


あらすじ
人きりの大晦日。 リリアとトレイズに事件発生!?

冬休みに入り、トレイズから美しい湖畔の別荘に招待されたリリアと母親のアリソン。
気を利かせたアリソンが街へと出たため、リリアとトレイズは二人きりの大晦日を過ごすことに。

自分が王子であることを隠していたトレイズは、この機会に本当の事を明かそうとするが……!?

レビュー
やはり時雨沢先生の作品は面白い。

人気シリーズを生み出す作家の腕を再確認した。

盛り上げ方にベテランの技量が感じられる。
役者が次々にイクスに集っていく冒頭から、まったりな中盤、そして事件発生の後半への流れが非常にスムーズ。
リリアとトレイズの主従関係みたいな会話は相変わらず面白い。
燻ってた火種がドンと発火するような急展開。そして犯人グループと噛み合わない会話。
緊迫してるはずなんだけどどこか抜けてる、そんな雰囲気も好きになれる。

各キャラの配置も上手い。
見事なまでにガチッとはまるピース達。ここにこいつが居ないとっていうのが自然になされている。

久々に読んだからベゼル語とかロクシェ語っていう設定がすぐに蘇らなくてちょっと困った。
二つの国と二つの言葉、それに加えてアリソン、ヴィルが元々どっちに居たかとかそういうのがごっちゃになると大変。
まぁ1/3位まで進んだら思い出せたけど。

この巻でのMVPはどう考えても別荘に仕えてたおばさん。活躍の仕方が男前すぎです。
そしてへたれのトレイズは…この巻だけでは未知数。へたれであることだけは確認できた。

上下巻構成だけど、上巻から下巻への繋げ方も上手い。
最近読んだ上下巻の本は長い一本の作品を真ん中でぶった切った感じがしてたけどこれは違う。
ちゃんと前後の構成ができてる。

書き下ろしの「騎士の背中」は、リリトレというよりアリソンの外伝みたいなものだけどグッと来る。


評価
★★★★☆
(4.5)


一押しお願いします


スポンサーサイト

電撃文庫 コメント: 2 トラックバック: 0

フルメタル・パニック!―サイドアームズ2―極北からの声

2007-01-28

フルメタル・パニック!極北からの声
富士見ファンタジア文庫
著作名:フルメタル・パニック!―サイドアームズ2―極北からの声

著者名:賀東招二(がとう しょうじ)
イラストレーター:四季童子(しき どうじ)
発行日:2006/07/25


あらすじ
北極海上。一機の旅客機が消息を断った。極寒の中、乗客の命は絶望的、そしてその現場に近い場所にあるKGBの秘密部隊がいた。宗介とカリーニンの出会いが描かれる短編を収録したフルメタファン必読の短編集!

レビュー
フルメタファン垂涎!長編を10倍楽しむための参考書。
と言った位置づけの本。
少ないページ数ながら中身は詰まりに詰まった設定資料集。

フルメタの世界観を理解するためには必須の一冊。
この世界がどういう歴史設定だったのかが初めてここで明らかにされている。
そこから今自分たちが生きる世界の一つの「可能性」としてのフルメタの世界が見えてくる。
新たな視点が生まれ、この作品への接し方も少し変わった。

これまであった設定に肉付けがされ、それぞれのエピソードが形成されている。
宗介とカリーニンの出会い、マデューカスの帽子にまつわる話、そして彼らの出自。
どこにも見逃す話がない。
そしてなにげにつづくオン・マイ・オウンでの謎の一つが明かされている。

軍事関係の描写も相変わらず凄い。
今回の戦闘シーンは潜水艦バトルだったが、何と熱い、燃え上がることか。
海を舞台に繰り広げられる静かな死闘。アニメでも長編でもそれほど描写が無かったが、AS戦闘よりも静かで渋い。
<デューク>の異名をとるマデューカスさんのファンになった。
彼はただの偏屈親父じゃなかったのだ。

発売時はまたサイドアームズかとがっかりしたものだったが、メイン・アームに匹敵する破壊力を秘めていた。
非常に満足な一冊だった。



評価
★★★★★
(5)

一押しお願いします



富士見ファンタジア文庫 コメント: 0 トラックバック: 0

しにがみのバラッド。5

2007-01-26

しにがみのバラッド。5
電撃文庫
著作名:しにがみのバラッド。5

著者名:ハセガワケイスケ
イラストレーター:七草(ななくさ)
発行日:2004/08/25


あらすじ
「――――?」
名前を呼ばれた気がして、白い少女は振り返りました。
しかし、そこに求める姿はありませんでした。
そこにはただ空があり、何処からか風に飛ばされてやってきた淡い白い花びらが一枚、目の前を通り過ぎるだけでした。
少女は大きな瞳でその花びらの行方を追います。
風に舞って、ゆらりゆらり宙をたゆたう。
風に乗って、ふわりふわり遠くまで。
名前を呼ばれた気がしたのです。
少女を、よく知る声が――。
これは、白い死神の哀しくてやさしい物語。

レビュー
実は二年ぶりに読むこのシリーズ。ずっと積みっぱなしだったのをついに解放。

「しにがみ」の名の通り「死」を扱う作品であるからして、話のどこかにキャラの死が待ってるのではないかとつい構えてしまう。
でも全く死と関係ない話もちらほらとある。
微妙な緊張感と軽い文体が特徴のシリーズだと思う。
個人的にわかりにくい描写があることはある。そういった部分が独特の雰囲気を作り、この作品たらしめているのだろう。
私的には薄明るい曇り空なイメージをこの作品に抱いている。晴れきらない、曇りきらない感覚。

ただどうもその雰囲気が自分に合わず忌避気味になっていた。

しかし今回の5巻では当たりの話が多かった。
・スイカと星の種子
・しにがみのうた。
どちらも胸の内にグッと来る。悲しい話ではあるが、そういった話の方がこの作品には合うと思う。
ささやかな余韻を心に残して去っていく。
人に関わり、人の死に涙する死神のモモ。人の死の運命にホロリとし、モモの涙する姿にもホロリとし。
うん、そいやそんな感じの物語だった。

思ったよりも噛み応えのある作品で満足満足。

ただ、モモの正体についての話は抽象的すぎてすぐ忘れそう。
続編をすぐに読む必要がありそうだ。


評価
★★★★
(4)

一押しお願いします



電撃文庫 コメント: 1 トラックバック: 0

半分の月がのぼる空 looking up at the half-moon

2007-01-25

半分の月がのぼる空
電撃文庫
著作名:半分の月がのぼる空 looking up at the half-moon

著者名:橋本紡(はしもと つむぐ)
イラストレーター:山本ケイジ(やまもと けいじ)
発行日:2003/10/25


あらすじ
いきなり入院した。
裕一にとってはちょっと早い冬休みみたいなものだ。
病院には同じ年の里香という名の少女がいた。
彼女はわがままで、まるで王女さまのようだった。
でも、そんな里香のわがままは必然だったのだ……。
里香は時々黙り込み、砲台山をじっと見つめる。
裕一がそばにいても完全無視だ。
裕一は思う。
いつの日か、僕の手は彼女に届くんだろうか?
彼女を望む場所につれていってあげられるんだろうか――、と。

レビュー
最近様々な出版社で活躍の橋本先生の(おそらく)一番のヒット作を読んでみた。

物語の大半が病院の中という、若さ爆発、元気一杯な青少年向けラノベとしては異色の設定。
やたらと生々しい入院生活における裏技が気になる…これは実体験に基づくのだろうか(汗

突然の入院、暇で仕方ない現状、ふとしたきっかけで知り合うことになった少女。
典型的ななボーイ・ミーツ・ガール話。
そしてその少女は純粋培養のわがまま娘。時折しおらしい。
文句の付けようがないツンデレ属性。
少々食傷気味。
よって感動ポイントが4割減(当社比)

といってもツンデレが今ほど流行する前からのキャラだから、時代の先駆けか。

少ない文章の中に様々な心情が詰まっているのが橋本先生の本という印象が強かったため、
半月の一巻はちょっとあてが外れた感がある。
それでも日常の中で「死」というものに一番近い場所である病院を舞台にして紡がれる物語には、
人はいつどうなるか解らないというような一種の緊張感がある。
多田さんは「そういうこと」があるってことをこの物語に残していってくれたんだろうと思う。
基本が軽いノリだから、一つの楔みたいなモノだろう。
文の密度が薄くてテンポが良いから、感動するポイントで踏みとどまり切れなかったのが残念。

続きモノだから次に期待している。


評価
★★★★
(4)

一押しお願いします



電撃文庫 コメント: 0 トラックバック: 3

ゼロの使い魔外伝 タバサの冒険

2007-01-23

ゼロの使い魔外伝・タバサの冒険
MF文庫J
著作名:ゼロの使い魔外伝 タバサの冒険

著者名:ヤマグチノボル
イラストレーター:兎塚エイジ(うさつか・えいじ)
発行日:2006/10/30


あらすじ
ふたつの月が空を彩る異世界ハルケギニア。そこでトリステイン魔法学院に通う少女・タバサには秘密があった。彼女の母国ガリアから彼女に与えられた地位は騎士(シュバリエ)。中でも極秘裏に任務を行う「北花壇警護騎士団」の一員なのだ。胸に秘めた目的のため、タバサは使い魔である風竜・シルフィードとともに任務に向かう……。

レビュー
個人的メガヒットシリーズ・ゼロの使い魔の外伝。

まだまだあった隠し球!!

その無口で読書好きなキャラから「どこの長門?」と言われてしまっているタバサ。
そんな彼女を主人公に据えて話が出来るのか?という一抹の不安があったのだが、そんなものは見事に吹き飛ばされた。

タバサの代わりにしゃべるキャラがこんな身近に!
使い魔のシルフィが物凄くツボにはまった。
まだ居たか!強インパクトキャラ。
やばい、この子可愛い。「きゅいきゅい」がたまらない。その幼げな口調がたまらない。
(精神)年齢の設定も見事な塩梅だから、タバサとのやりとりが非常に楽しい。
良くしゃべるシルフィに重度に無口なタバサ。このコンビのバランスが絶妙。

話の最初と最後にあるタバサとシルフィの会話(というかシルフィの独り言)がとても笑える。そして和める。
やはりヤマグチ先生は物語を締めるのが上手い。
ちょっと暗くなるような事件も、こういったほんわかした会話で終わらせるから嫌な後味が一切残らない。

本編ではわかりにくいタバサという少女のことが良くわかる一冊。
これを読めばタバサを長門なんて言うことは無くなるだろう。
長門よりも相当に熱いモノを秘めてる女の子だった。そして素晴らしい(笑いの)相方を所持していた。
期待していた以上の作品だった。


評価
★★★★★
(5)

一押しお願いします

MF文庫J コメント: 0 トラックバック: 2

フルメタル・パニック! 燃えるワン・マン・フォース

2007-01-21

フルメタル・パニック!燃えるワン・マン・フォース
富士見ファンタジア文庫
著作名:フルメタル・パニック! 燃えるワン・マン・フォース

著者名:賀東招二(がとう しょうじ)
イラストレーター:四季童子(しき どうじ)
発行日:2006/01/25


あらすじ
宗介は、中東にある辺境の街ナムサクへと飛んだ。そこで彼は、AS同士の闇バトルに出場するチームのオーナー兼メカニックのナミと出会う。こうしてナミたちのチームの操縦士となった宗介は連戦連勝を続けるのだが?

レビュー
これまでにない宗介の一面が見れる。

完膚無きまでに叩きのめされ、ミスリルという後ろ盾を失った彼のもがく様が描かれている。
超人集団の中にいるから目立たないが、宗介はやっぱり凄かった。

かなめ奪還という至上目的がありつつも、ナムサクの生活の中で彼女の顔が思い出せなくなっていく宗介の心情が印象的。
そして、相変わらず現在の近未来SFラノベではNo.1と言える内容をいかんなく発揮している。
オンボロサベージと最新鋭M9との戦闘シーンは舌を巻く情報量。
各機体についてかなり細かい設定が無いとここまで書けない。その他武装についての著者の知識量も半端では無い。
練り上げられた設定に、細かな戦闘シーン描写。
熱い、非常に熱い。フルメタの真骨頂を再び見ることができて非常に幸せだった。

今回限りのヒロイン・ナミもその性格、配置ともに良いキャラ。
彼女のおかげで物語が引き締まったと言える。

今作には次に繋がるネタが一杯出てきている。
前作で退役した宗介のパートナーもパワーアップして復活しそうな雰囲気だし、今回は出番の無かったTDDの連中も活躍するらしい。
非常に「次」が読みたくなる一冊に仕上がっている。
逆転劇の前座みたいなストーリーと言ってもいい。

この本の刊行からちょうど一年。
続きはいつでることやら。


評価
★★★★☆
(4.5)
人気ブログランキング
一押しお願いします

富士見ファンタジア文庫 コメント: 0 トラックバック: 0

土くれのティターニア

2007-01-18

土くれのティターニア
電撃文庫
著作名:土くれのティターニア

著者名:増子二郎(ますこ じろう)
イラストレーター:溝口ケージ(みぞぐちけーじ)
発行日:2006/07/25


レビュー
“恐怖の暴君” として恐れられる学校一の美少女・御崎明日香が幼なじみだったと気づいた時から、大賀良文の不思議な毎日が始まった。
明日香は、《山のカミ》から授かった力を使って、山から下りてきてしまった《良くないモノ》を監視する少女だったのだ――。
おかしくて、怖くて、ちょっぴり切ない青春怪異譚シリーズ・第1弾!

レビュー
一言で言うと、面白くない。

設定の詰めの甘さが凄く気になってしまう。
全体を通してどうも感想に波がでる。良いところは良い、でも悪いところはかなり悪い。
ほのぼのとした部分には好感を持てるのだが、話が怪異関係になってくると途端につまらなくなる。
南国精霊(仮)はまだいい、でも明日香達を取り巻く怪異諸々についてがあまりに曖昧。

こういっては元も子も無いが、明日香が全然好きになれなかったのも痛い。
尊大な態度や口調、そして普段着はジャージ。
上手く使えればもっと栄えらせることができたのではないだろうか。
代わりといってはなんだが後半で出ていた英田さんが良かった。

微妙加減に拍車をかけてるのがイラスト。駄目を加速させてる。
もうちょっと画力がある人が描いていたら印象も変わった可能性が高い。残念。

シリーズ物の一巻だから曖昧な部分は次で補完すればいいや、というスタンスなのか。
でもこの調子でいくと二巻もそれほど期待は出来ない。

最近読んだ中では最下位の本と言える。
著者は誰だろうと思ったら「ポストガール」の人だった。あれ?…あの作品は好きだったんだけどな(汗


評価
★★☆
(2.5)
人気ブログランキング
一押しお願いします


電撃文庫 コメント: 1 トラックバック: 0

戦鬼-イクサオニ-

2007-01-16

戦鬼-イオクサオニ-
富士見ファンタジア文庫
著作名:戦鬼-イクサオニ-

著者名:川口士(かわぐち つかさ)
イラストレーター:一之瀬綾子(いちのせ あやこ)
発行日:2006/09/25


あらすじ
鬼と人間が共存していた村。そこを突如人間たちが襲う。そして17歳の鬼の少年・温羅は捕らえられ、彼の父の首は都に晒される。復讐に心を燃やす少年・温羅と人間の少女の旅の物語。ファンタジア大賞、大賞作品!

レビュー
第18回ファンタジア大賞受賞作ということで購入。

途中まで読んでその元ネタに気が付いて吃驚した。
ファンタジア版桃太郎。しかも鬼視点。
それを小説にしてしまうとは何とも斬新。

桃太郎という一種の日本の伝説を上手くモチーフとして用いている。
桃太郎を幼い頃に刷り込まれているからこそ、その異聞的な内容に引き込まれるのだろうか。
桃から生まれてあっという間に鬼を打ち倒すという圧倒的な強さを、「異常」として転化させた物語の一つ。

皆がよく知る物語をモチーフにしながら、独自の設定を違和感なく盛り込めているところが良い。
なんかこの設定見たことあるな~と頭を捻っていたら犬夜叉と同じネタで吹いた。
鬼の頭領の息子・温羅と、巫女の少女・梓の関係にも一捻り加えてあって読むのを飽きさせない。
こういう物語の流れを全く阻害しない小技が「読ませる」技術というモノ。
構成やアイデアの熟成はさすがに大賞に選ばれたことだけはある。

RPGのラスボスよろしく、圧倒的強さを誇る桃太郎との決着がかなり済し崩し的だったのが残念。
盛り上げ方も良かっただけに最後にガッカリポイントがあったのは大きなマイナスと言わざるを得ない。

それでもこの作品は良い。

でも4年ぶりに出た大賞作と激しくプッシュする割に駄目な点が二つほど。
一つ、タイトル。…うーん、もっとこうグッと引き寄せるようなタイトルが欲しかった。
二つ、イラスト。もうホントいい加減にしてほしい。作品を台無しにしてると言っても過言ではない。
なんで4年ぶりの大賞にこのイラストを起用したのか疑問を通り越して不思議。
もっと俯瞰の練習をしましょう。トーン一枚べた張りするのやめましょう。
素人レベルの絵が何故選ばれたのかが本当に不可解。もっと上手い絵を描ける人は五万といますよ。

装丁がかなり重要なラノベにおいてかなり大きなミスを犯している。
これは著者のせいではない、編集部側の責任だろう。なんとも興ざめ。


評価
★★★★☆
(4.5)
人気ブログランキング
一押しお願いします



富士見ファンタジア文庫 コメント: 4 トラックバック: 0

GOSICK Ⅴ -ゴシック・ベルゼブブの頭蓋-

2007-01-14

GOSICK Ⅴ -ゴシック・ベルゼブブの頭蓋-
富士見ミステリー文庫
著作名:GOSICK Ⅴ -ゴシック・ベルゼブブの頭蓋-

著者名:桜庭一樹(さくらば かずき)
イラストレーター:武田日向(たけだ ひなた)
発行日:2005/12/15


あらすじ
夏休みも終わったある日。「ベルゼブブの頭蓋」と呼ばれる要塞にも使用された修道院に収監され、軟禁状態となるヴィクトリカ。一人、マルグリット学園に取り残された一弥は、ヴィクトリカが生命の危機に瀕しているという情報を得て、迎えに行くことを決意する。たどり着いたその修道院では、「ファンタスマゴリア」と呼ばれる奇妙な夜会が行われていて、殺人事件が起こることに――。前大戦、そしてこれから巻き起こる嵐。いよいよ歴史は大きく動き出す!

レビュー
「ヴィクトリカと一弥――はじめての別れ……」なんて書いてあるからどれだけ別離していたのかと思ったら…(ネタバレの為省略)
前巻から二人の「別離」に対しての伏線みたいなのがあったからとってもハラハラしてたので、きつい肩すかしを喰らったような…。
でも良く考えてみれば、二人が離ればなれになったらGOSICKは成立しなくなってしまう…。
でもやはり色々肩すかし感は拭えず。

二人の再会シーンは相変わらずの二人の関係を垣間見せながらも強い絆を示しているようでグッド。幽閉されてるヴィクトリカは借りてきた猫、一弥が迎えに来てからは水を得た魚。
二人の切っても切れぬ間柄、その絆の深さを再確認させるための話だったように思える。
地方遠征はそのためのネタだろうか。

真面目にトリックを駆使した殺人事件、その謎解き、説明に挿絵まで駆使していている。
でも物足りなさが残る。
「知恵の泉」という得体の知れない頭脳を持つヴィクトリカに対してトリックが平凡すぎるのも一因だろうと思う。

このシリーズ段々失速してるような気がする。
最初のうちは確実に面白かったけれど、最近はあまり楽しいと思えない。
ヴィクトリカという独特のキャラや一弥とのやりとりにも慣れてきたせいだろうか。
次のGOSICKsで自分なりの見地を再認識してみようと思う。

なんだか次に地続きの展開らしい。内容忘れないようにしないと(汗

余談だが富士見ミステリー文庫でちゃんとミステリーしてるのはもうこの作品だけじゃないのか?
帯に「アイしてる!!」って書いてあるけど、正直意味が分からない。
それならいっそのことレーベルネームを変えた方がいいんじゃないだろうか…。


富士見ミステリー文庫 コメント: 1 トラックバック: 0

フルメタル・パニック! 悩んでられない八方塞がり?

2007-01-12

フルメタル・パニック!悩んでられない八方塞がり?
富士見ファンタジア文庫
著作名:フルメタル・パニック! 悩んでられない八方塞がり?

著者名:賀東招二(がとう しょうじ)
イラストレーター:四季童子(しき どうじ)
発行日:2005/07/25


あらすじ
陣代高校最大のイベント、学園祭が開催された!もちろん、やっぱり盛り上がるのはミスコンテスト。陣高で「恋人にしたくないアイドル」の異名をとるかなめも、一部の好事家により推薦されるが……。

レビュー
最後の短編集と思って読めば感慨深いものはある。
富士見ファンタジアの悪い癖、短編集。多くの作品がこのるつぼに嵌ってメインが滞るという憂き目を見ている。
正直富士見の短編集はいらん。というかメイン3:短編1くらいの割合でいい。(それでも他レーベルに比べると多い)
1:1どころか短編集の方が多い作品もあるってどういうことかと。スレイ○ーズとか、オーフェ○とか…

フルメタも例に漏れず短編集が多い。そしてこれのせいかはともかくとしてかなり本編が滞っている。
オン・マイ・オウンの超シリアス路線を読んだ後に「最後」のホノボノ系フルメタとして読むなら思うところはそれなりにある。
まぁ中身は普段通りの短編集ですがね。

オン・マイ・オウンのすぐ後に読むと、ホントに同じ作品?と思える表情の変わりっぷり。
そういうシーンを書くために短編集だしてるのだろうけど、この巻に関してはお茶を濁されている感が強い。
読者としては10ヶ月ぶりに出した新刊が短編集かYO!と文句も付けたくなるだろう。

率直な感想としては「ふもっふ第二期(出るのなら)のネタがまた一つ増えたかナー」くらい。
中身もそれ程印象的なものが無かった。
オン・マイ・オウンと間を開けず読んではいけないと思う。

短編集はお腹一杯です。
しかし短編集になるとイラストまで手が抜けてる気がするのは私だけだろうか。


評価
★★★☆
(3.5)

参考になったら一押しお願いします。


富士見ファンタジア文庫 コメント: 0 トラックバック: 0

とある魔術の禁書目録⑦(7)

2007-01-09

とある魔術の禁書目録7

電撃文庫
著作名:とある魔術の禁書目録⑦(7)

著者名:鎌池和馬(かまち かずま)
イラストレーター:灰村キヨタカ(はいむら きよたか)
発行日:2005/11/25


あらすじ
『法の書』 は伝説の魔術師が記した、天使を召喚することができるという驚異の魔道書。
その魔道書が解読法を知るシスターとともにさらわれた。
学園都市でぼけーっと日常を過ごしていた上条当麻には、まったく関係ない出来事だった…… はずなのだが、“不幸” にもその救出作戦に参加させられるはめに!
しかも、この事件の犯人は 「天草式十字凄教」、つまり神裂火織が女教皇を勤めていた宗派らしい。
インデックスが所属するイギリス清教、今回の依頼主のローマ正教、そして神裂火織がかつてトップにいた天草式。
3つの魔術組織が上条当麻と交差するとき、驚くべき事実が明らかに!
科学と魔術のハイエンドストーリー第7弾!

レビュー
初めてこのシリーズを読んで「長かった」と思った。
今回は魔術寄りのお話で、まぁそれはいいのだが、最終的に何がしたかったのかよくわからない。
三つ巴のシスター争奪戦と銘打ってあるが、実際は二対一の戦い、全然三つ巴じゃない。
三つも勢力を出してきたんだからそれをフル活用するような構成が欲しかったと思う。

もっと三つの十字教の違いというか特色を上げて戦ってくれればよかったとも感じる。
天草式がやたらトリッキーでマイナーだけど侮れないってことしかわからんかった。
天草式=エロい恰好した元女教皇=神裂火織なわけだけど、残念なことに出番は殆ど無し。
何よりも一番そこが悔やまれた('A`)

当麻はいつも通りど真ん中に全力ストレートしか投げられない投手の如く立ち回っている。
もはやシリーズのテンプレートと化している当麻の行動パターンを基にしたストーリーラインが展開。
このテンプレートは好きだけど、毎回同じ使い方せずにたまにはアレンジ加えてもいいんじゃないかと思えてくる。

いつもならここ一番で最高に格好いい使われ方をする「幻想殺し」も今回はとても地味。
インデックスも戦力になっていたけどどうしてか印象が薄い。
敵のシスター軍団もなんだかインパクト不足。
追われているシスター・オルソラの存在意義はもはや解らん…。ヒロインとしてもあまりにキャラが立ってない。
全体的にどうにも微妙。
キャラ達の変な日本語が一番記憶に残ってしまった。

今回は当麻は事件の当事者というより、傍観者的な立場が強かった。それが盛り上がりきれなかった原因かもしれない。
残念ながらこれまでのシリーズの中では一番つまらない一冊だった。

電撃文庫 コメント: 0 トラックバック: 0

我が家のお稲荷さま。⑤(5)

2007-01-06

我が家のお稲荷さま。5

電撃文庫
著作名:我が家のお稲荷さま。⑤(5)

著者名:柴村仁(しばむら じん)
イラストレーター:放電映像(ほうでんえいぞう)
発行日:2005/10/25


あらすじ
クリスマスシーズン到来!
高上昇は、赤城高校のアイドル的存在・宮部紅葉から、自宅で催すミニコンサートに誘われる。
一方、その様子を目撃した佐倉美咲は、とっても複雑な気分に……。
体育館の裏でちょっぴりブルーになっていると、背後から超美男子に声をかけられる。
彼は、テンコ・クーゲンと名乗り、美咲に “惚れ薬” なるものを授けるが……。
そんな中、『灰色の狼人間』 が住民を襲っているという、謎の都市伝説が町で囁かれていた。
そして、とある使者が三槌家当主である昇のもとにやってきて――。
鈴ノ瀬のクリスマスは、とってもキケンで、やっぱり妖しい!?

レビュー
ようやくお稲荷さまらしいホノボノっぷりが戻ってきたかな?と思わせる。
3~4巻でそういう方面の描写が少なかったから余計にそう感じるのかもしれない。

読み終わって振り返ってみると、可もなく不可もなく、と言った印象。
構成的に無理があるような部分も無いし、護り女のコウはマイペースで良い味だしてるし、クーは女変化がメインだし!(←ここ重要
惚れ薬とか面白いアイテム出してきてもそれが全然面白くない使われ方してるのが勿体なかった。
それほど悪い部分は見あたらないんだけど、それほど面白い部分も見あたらない。
書きたいことの軸が定まっていないのかな。ぶっちゃけ非常にレビューしにくいです。

放電映像さんのイラストは変わらず美麗で作品をかなり助けているような。
最後のクーの挿絵は表情、恰好からしてたまらない一品。

印象に残っているのはやっぱりホノボノとしてるシーン。特に高上家での。
昇、透、クー、コウの四人が狭い家のなかでドタバタやってるシーンが一番好き。
つまりは最後の最後、ほんの2頁分。
下手に妖怪とか出さなくていいから、この四人と佐倉さんあたりを加えてふつーにラブコメやってくれないかしら。
それならきっと面白い。

電撃文庫 コメント: 0 トラックバック: 3

“文学少女”と死にたがりの道化

2007-01-04

文学少女と死にたがりの道化

ファミ通文庫
著作名:"文学少女"と死にたがりの道化

著者名:野村美月(のむら みずき)
イラストレーター:竹岡美穂(たけおか みほ)
発行日:2006/05/10


あらすじ
「どうかあたしの恋を叶えてください!」何故か文芸部に持ち込まれた依頼。それは、単なる恋文の代筆のはずだったが……。
物語を食べちゃうくらい深く愛している“文学少女”天野遠子と、平穏と平凡を愛する、今はただの男子高校生、井上心葉。ふたりの前に紡ぎ出されたのは、人間の心が分からない、孤独な“お化け”の嘆きと絶望の物語だった――!
野村美月が贈る新味、口溶け軽めでちょっぴりビターな、サスペンスタッチ学園コメディ、開幕!!

レビュー
表紙絵、題名、帯などからすっごく気になっていた作品。
買いたい!と思わせる雰囲気がまず表紙からびんびん伝わってくる、商品としても上手いと思わせる一品。
沢山ならんでるラノベの中でも異彩を放っていた印象がある。
…発売当時は金欠で買えなかったんだけども(汗

中身としては、結構上手なミステリー。
初っ端から太宰の一文を載せてきたり、ミスリードを誘う遺書があったりとギミックもラノベとしてはかなり凝っている。

ストーリーラインも秀でているけど、個人的に驚いたのは文学作品に対する遠子先輩の比喩。
文字通り文学を食べてしまう先輩は文学を「味」で表現する。その表現に他の作家にはない技巧を見た。
劇中遠子先輩は太宰作品を凄くプッシュする場面があるのだが、それによって太宰を読んでみたくなった。

ライトノベルやりながら上手くミステリーしてるのはポイント高。
ラノベってどうしてもSFとかファンタジー混ぜ込んでくるのだけれど、これはそんなの一切無し。

表紙見る限りではどうみても主役の遠子先輩も本を「食べる」という点以外では変な点が殆ど無い。
あくまでただの"文学少女"だったことが逆に良いギャップを生んでいる。
でもまずい話を食べて呻いている先輩は異常に可愛かった。

次巻以降の伏線には遠子先輩より心葉くんのことに関してのことが張られている。
物語自体も"文学少女"たる遠子先輩が縦横無尽に動き回るのかと思いきや、メインのストーリーテラーは後輩の心葉くん。
先輩もあくまで一要素。このさりげない"文学少女"の立ち位置が気に入った。
キャラの濃さに喰われず物語の謎を追って行ける。
ちょっとでも遠子先輩が出しゃばれば彼女に喰われてしまうだろうと容易に想像がつくだけに、そのバランスの良さに感嘆。

題名も中身をそのままに表わしてるし、特にあげるような欠点もみあたらない。
ミステリマニアじゃないのでミステリに関してのツッコミとかは特に思いつかなかった。
二巻以降も絶対読みます。


評価
★★★★★
(5)

参考になったら一押しお願いします。

ファミ通文庫 コメント: 0 トラックバック: 3

2006年12月購入分&新年ご挨拶

2007-01-02

2007年になりましたね。
みなさん、今年もよろしくお願いしますm(_ _)m

ここ数日更新がとぎれていたのはコミケのせいです(ぉ
3日間連続で参加するのは体に良くないですね。寒すぎ。
肌を切り裂く寒風に堪えて並んできました。でも今年はまだ暖かい方ですね、去年が酷すぎた。
次からは社会人だし、こんな無茶は出来なくなるなぁ。そう考えると切ない…


12月購入本-212月購入本-1


さて、先月の購入本です。合計34冊('A`)
正直買いすぎました…。Fate/zeroを買うために二時間並んだのは2006年のいい(?)思い出でしょうか(汗

電撃文庫
・断章のグリムIII 人魚姫・上
・みずたまぱにっく。 -This is MIZUTAMASHIRO!!-
・オオカミさんとおつう先輩の恩返し
・十三番目のアリス(2)
・哀しみキメラIII
・麒麟は一途に恋をする7
・れじみる。
・半分の月がのぼる空3~6
・黎明の戦乙女2
・撃墜魔女ヒミカⅢ

角川スニーカー文庫
・斬魔大聖デモンベイン ド・マリニーの時計
・Add 機械の恋歌
・マキゾエホリック Case2:大邪神という名の記号
・円環少女(サークリットガール)1~3

MF文庫J
・ゼロの使い魔10 イーヴァルディの勇者
・神様のおきにいり

富士見ファンタジア文庫
・紅牙のルビーウルフ5 宝冠に咲く花
・ムーンスペル!! 背中合わせの風景
・ムーンスペル!! あの日と同じ月の下で

富士見ミステリー文庫
・しずるさんと無言の姫君たち
・GOSICK Ⅵ -ゴシック・仮面舞踏会の夜-
・遠く6マイルの彼女
・描きかけのラブレター

ファミ通文庫
・文学少女と飢え渇く幽霊

コバルト文庫
・マリア様がみてる クリスクロス

C・NOVELSファンタジア
・翼は碧空を翔けて

ハードカバー
・NO CALL NO LiFE
・赤朽葉気の伝説

TYPE-MOON BOOKS
・Fate/zero ①「第四次聖杯戦争秘話」

さて、次回からは元の通りにレビューをしていきたいと思います。
改めて、今年も宜しくお願いします!!


月記 コメント: 2 トラックバック: 0

ホーム

カレンダー&アーカイブ

12 | 2007/01 | 02
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

メールフォーム

ご用件がある場合はこちらまでご連絡ください。

<感動>最強ラノベ

<爆笑>最強ラノベ

<独特の世界>最強ラノベ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。