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ラノベドランカー

Author:ラノベドランカー
ラノベ大好きな中毒者。
ラノベ積本の海が引き潮気味になり、溺死の危機から脱出。
ブログ開設6年が過ぎました。
何事も継続は力なり。

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under 異界ノスタルジア

2008-02-24

under 異界ノスタルジア
電撃文庫
著作名:under 異界ノスタルジア

著者名:瀬那和章(せな かずあき)
イラストレーター:u(ユー)
発行日:2008/2/25


あらすじ
第14回 電撃小説大賞<銀賞>受賞作
狂気と悲しみに彩られたサイコミステリー。

深夜の駅。 人気のないコインロッカー。 そこで一人の少女が闇に引きずり込まれ姿を消した――。
人は死ぬと “異界” に落ちる。 それがこの世界のルール。
だが、未練を残して “異界” に落ちた魂は、異形の姿となり現世に戻り、世界の侵食を引き起こす。
失踪中の兄から届いた手紙により、世界のバランスを保つ “異界使い” の存在を知った霧崎唯人。
兄の行方と少女の失踪の謎を追う内に出会う、“闇” の世界。
狩る者と狩られるモノ―― 狂気に満ちた饗宴の後に、暴かれる真実とは……。
深紅の悲しみに彩られたサイコミステリー。

レビュー
あと一押しあれば。

もう一つの銀賞受賞作、「藤堂家」とは反対方向の作品。
序盤の雰囲気は「missing」に近いかなと思える。
missingより痛々しくも薄ら寒くもないのでとっつきやすい。
(正直missingは私には重すぎたので…。)
ただ、こんな先達がいるせいでインパクトが薄れているのも事実。

ミステリーといわれると「そうか?」と疑問符が浮くが、
いくつかそれらしいギミックもあるし、例によって単純な私はそういう仕掛けに「うおっ、マジか!」と
驚かされたので文句は言えない。

「異界」と、「第○界」という発想が面白い。
人が死んだあとに魂が向かう世界、異界。
その異界は多層構造になっており下に行けば行くほど魂は砕かれ、純粋な死のみがある。
それでも魂は上層を、生を求める。
異界ノスタルジア。題名は上手く付けたものだと思える。

途中までは良い具合に進んでいたけれども、ある時一気にパワーバランスが崩れた。
これまで苦戦してた相手はB級で、実は世の中にはS級なるものが存在すると暴露されたような衝撃。
一回超展開してからずるずると終幕に向かってしまった感があるのは残念。

主人公の唯人は傍観者なんだか当事者なんだかよく解らない中途半端な立ち位置。
はっきりとした役回りが無く影が薄すぎる。
レムや灯香、美倉とはよろしくやっていけそうでハーレムですかこの野郎。

色々ツッコミどころはあれど、終わってみればまあそれなりに楽しめていた。
続巻がでるなら読んでみたい。
今後どう展開させていくかで面白さは随分変わってくるはずだから。(+にも-にも…)

君のための物語」基準ににより★4つ。


評価
★★★★
(4)

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藤堂家はカミガカリ

2008-02-22

藤堂家はカミガカリ
電撃文庫
著作名:藤堂家はカミガカリ

著者名:高遠豹介(たかとお ひょうすけ)
イラストレーター:油谷秀和(ゆたに ひでかず)
発行日:2008/2/25


あらすじ
第14回 電撃小説大賞<銀賞>受賞作
ハテビトが人間を―― そう、たった二人の人間を守ろうとして何が悪い!

人間界とは別の世界 「ハテシナ」 の住人である<ハテビト>建代神一郎は料理が得意、天霧美琴はゲーム好きという普通の生活を送っていたが、ある少年の護衛を任され人間界に降り立つことに。
目的の少年・藤堂周慈とその双子の姉・春菜が住む 「藤堂家」 に押しかけ、強引に住み始める。
しかし、二人が藤堂家の家族のように馴染んでいくなかで隙をつかれて少年が襲われてしまう。
少年を守るために応戦する彼らの武器は、なんと “鞘から抜けない刀” と “デッキブラシ” という頼りないものだった――!?
「第14回 電撃大賞」 受賞の強力タッグが贈る、読後感爽快なチョイうるほんわかストーリー!

レビュー
とにかくテンポがいい。

さて、今年の電撃大賞受賞作の二作目に選んだのはこちら。
銀賞からランダムに選んだらこれだった。

君のための物語」はやはり異色だったらしい。
こちらは正統にラノベ街道まっしぐらなライトでアクション満載な作品。

帯にも書いてあることだが、文章センスとキャラクター作りは一歩抜きんでている印象。
特に会話におけるテンポが異常に良い。
こればっかりはセンスによるところが大きいのだろう。

戦闘の最中にもしっかり笑いを仕込んでくる。笑いの腕も侮れない。
油断してたら吹く。
メインの神一郎と美琴のやりとり、会話がとにかく爽快。
というか完全な夫婦漫才。初対面でここまでかというくらいに息ぴったり。

二人ともさっぱりとした性格で憎めない。
神一郎は抱えてる過去がありつつも明るい。美琴は…単なる阿呆だから明るい。
似ているようで違う二人のギャップが良いですな。
一方で人情深い一面もしっかりもっていて愛せる。

ただ、ノリの良さに隠れているが設定の曖昧さや構成の詰めの甘さ見える。
武器や世界のネーミングセンス的な部分にも残念感漂う部分もちらほら。

とはいえ料理の上手い男前やこざっぱりとしたノーブラお姉さんは最高。
ストレートな攻めに弱い春菜や、綺麗で強いお姉さんに惚れてる周慈も良い味だしてる。

結論としてこの本は面白い。

明らかにされてない部分が多いのは続巻を前提としてるためか。
一冊ものとしての纏まりはイマイチだが、シリーズものの一巻としてならOKライン。

「君のための物語」を基準にすると★4が良いところなんだけど、続編に期待ということで★4.5。


評価
★★★★☆
(4.5)

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君のための物語

2008-02-19

君のための物語
電撃文庫
著作名:君のための物語

著者名:水鏡希人(みかがみ まれひと)
イラストレーター:すみ兵(すみへい)
発行日:2008/2/25


あらすじ
第14回 電撃小説大賞<金賞>受賞作
不思議な 「彼」 との出会い。 それが、数奇な運命のはじまりだった……。

華やかさとも成功とも無縁、幸福や繁栄は絶対手に入らない対岸のもののように感じられる、そんなひとりぼっちの冬の寒い夜。
ひょんなことから死にそうになった私を救ったのは、奇妙で不思議、そして美しい 「彼」 レーイだった。
出会いと喪失を一時(いちどき)に運んだ不思議な力、老婦人の昔日の想いが込められた手鏡と櫛、天使をも魅了する声を持つ女帝とも称された歌姫、そして 「彼」 を追う魔術師――。
私は彼にまつわる不思議な事件に巻き込まれてゆき――?
「彼」 と 「私」 をめぐる、数奇な運命を綴った物語。

レビュー
『奇妙。そして、親愛。』

第14回電撃小説大賞「金賞」受賞作品。
大賞から銀賞まで全4作品あるので、その中間(?)から攻め込んでみることにした。

この本をメルクマールにして他の受賞作の評価に当てていこうと思う。

「私」と「彼」を巡る数奇な運命を綴った物語。
この物語は凄い。「金賞」にふさわしい名作だと言える。
読者を引き込んで離さない確固たる作品の世界がある。

ぱっとしない小説家志望の青年は、正体不明で神出鬼没、とても不思議な「彼」と出会う。
そこから始まっていく数奇な物語。

舞台はノスタルジックな雰囲気漂う西欧のどこか。
触れ合うは人々の物語(人生)。
小さな幸せや、恋心がスパイスのような役割を果たし物語を引き立てる。

ぶっきらぼうで不器用な「彼」がやたらに可愛く見えてしまうのは私だけだろうか。

第一章は胸締め付けられる哀しい結末だったが、それが後の話に上手く生きてくる。
構成力も秀逸。老婦人のエピソードも涙を誘う。

対象年齢はラノベの中では間違いなく高め(20代前半~)。
色んな本のある電撃文庫の中でも異色だろう。去年の「ミミズク」よりも雰囲気的には渋い。
どちらかというと男性に好まれる内容だと思う。(もちろん女性にもお勧めするが。)

派手さは全く無い。だけど文に地力がある。
物語の魅力がじわじわと伝わってくる。気が付くと魅了されている。

もの凄いハイレベルな作品が来た。完成度が尋常じゃない。
最後の1ページで感動ゲージは不意にMAX突破。
感動の槍に胸を貫かれた。思わず涙が滲んだ。
こういう締め方はたまらなく好きなのです。

メルクマールを間違えたかもしれない。
いきなり受賞作最高の当りを選んでしまったかも。。。



評価
★★★★★
(5)

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狼と香辛料Ⅳ(4)

2008-02-17

狼と香辛料4
電撃文庫
著作名:狼と香辛料Ⅳ(4)

著者名:支倉凍砂(はせくら いすな)
イラストレーター:文倉十(あやくら じゅう)
発行日:2007/2/25


あらすじ
狼神ホロの故郷・ヨイツを探すため、北を目指す行商人のロレンス。
異教徒の町・クメルスンで得た情報をもとに、二人は田舎の村・テレオにやってくる。
テレオの教会にいる司祭は、異教の神々の話を専門に集める修道士の居場所を知っているという。

しかし、教会を訪れたロレンスとホロを出迎えたのは、無愛想な少女・エルサだけだった。
さらにテレオでロレンスたちは、村存続の危機に巻き込まれてしまう。

はたして二人はヨイツへの手がかりをつかみ、無事に村を出立できるのか……。

レビュー
ラノベニュージェネレーションの成長は未だ止まらず。

4巻に至ってもはや貫禄すら漂う安定感と面白さ。
毎回盛り上げ方が異なるが、それが狙ってなのかブレなのかはわからない。
もし狙ってだとしたらもはや手に負えぬ。

このシリーズの最大の魅力はやはり狼神、というか狼耳娘・ホロとロレンスのかけ合い。
手のひらで男を転がすずる賢さを披露したかと思うと、突然初心な娘のような姿を見せる。

そのギャップにやられてしまった読者は如何ほどいるだろうか。

今回の私的最強ブレイク(?)ポイントはこれ。
「少し眠い。寝てもいいかや」
「駄目だといったらどうするんだ」
「ぬしの側でうつらうつらする」

………ΣΣΣ(゚ロ゚ )!!

しちゃってください!もういくらでもうつらうつらしちゃってください!
・・・とまぁ冷静さを失ってしまう破壊力を秘めた爆弾が突然飛んでくるのだから、ある意味質が悪い。

このシリーズは毎回毎回本当に良く練り込まれている。
構成の仕方が上手いのだろうか。
広げた風呂敷はきちんとその巻で畳む。
そしてわざと仕舞い忘れたようなファクターが次への重要な足がかりになる。
一冊ですっきりと楽しめて、かつ次も読ませる牽引力がある。

巻を追うごとに深まっていく二人の信頼。
故郷を目指しつつも、旅を終わらせたくないと願うようになった二人が歩んでいく道のりは、
どこへ繋がっていくのだろうか。

続巻も全くもって目が離せない。



評価
★★★★★
(5)

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レギオン きみと僕らのいた世界

2008-02-16

レギオン
電撃文庫
著作名:レギオン きみと僕らのいた世界

著者名:杉原智則(すぎはら とものり)
イラストレーター:山都エンヂ(やまと えんじ)
発行日:2007/4/25


あらすじ
2つの世界が交錯する、ツインワールド・ストーリーが登場!

ぼく―― 風見徹は、1冊のノートを拾った。 その持ち主は、美人だけどクラスで孤立している矢島葵。
世間では、奇妙な “眠り病” が流行しはじめ、時を同じくして葵の物語にも変化が訪れる。
おれ―― トール・カザミは、“眠り病” をもたらし世界を侵食する “異海” と戦う騎士となった。
やがて、おれは自らの過去に疑念を抱きはじめる。
交錯する 「ぼく」 と 「おれ」―― 2人の人物の繋がりとは……!?


レビュー
難解。。。

わからん。というのが第一の正直な感想。
「ワーズワースの放課後」とかぶってないか?というのが第二の感想。

あらすじ見たときから疑問には思っていたんだが、案の定「ワーズワースの放課後」のマイナーチェンジ版。

一つ困ったことに、こっちのストーリーはさっぱり筋が読めない。
ある種読者置き去り。

内容の理解が出来てないからレビューを書くのも一苦労。
あと、イラストがかなり微妙。。。
「ワーズワース」はイラストレーターが瑚澄遊智さんで、世界観もかなりイラストから補完できた。
でもこちらはそのサポートが皆無。

現実の世界と夢の世界、二つの世界を行き来するわけだが、とりわけ夢の世界側の各種設定がわかりにくい。
そして下巻で盛り上げるつもりなのか、上巻はひたすらに平坦。

謎ばかりが膨らむものだから、読んでいて結構眠くなる。
それなりに厚めの一冊。かなり重かった。

下巻を読まないと総合的には評価できない作品かもしれない。
たしか同じことを「ワーズワースの放課後」のレビューでも書いた気がする。
ただ、「ワーズワース」と違うところは下巻を読む手が鈍っているということか。

上巻だけで評価した場合、残念ながら辛辣な点数になってしまう。

評価
★★
(2)


寝てみたら異世界。なんか憧れ。


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バカとテストと召喚獣3

2008-02-11

バカとテストと召喚獣3
ファミ通文庫
著作名:バカとテストと召喚獣3

著者名:井上堅二(いのうえ けんじ)
イラストレーター:葉賀ゆい(はが ゆい)
発行日:2007/09/11


あらすじ
学力強化合宿を翌日に控えたある日、明久のロッカーに1通の手紙が置かれていた。「こ、これはもしや……!」胸ときめかせながら封を切る明久だが、その中身は「あなたの秘密を握っています」という脅迫文と、明久の恥ずかしい写真の数々だった! 犯人を探し出すため、やはりここは女子風呂を覗くしかない!? さあ行け! 我らがムッツリーニ! 「あ、あれ? 僕の出番は?」(by 明久)超人気御礼! 青春エクスプロージョン系ラブコメ第3弾!

レビュー
おバカの中のおバカたち見参!

バカが至る所で爆裂しとる。
まさに「バカ」エクスプロージョン。

何ですかこの笑い爆弾詰め合わせは。
小粒なものから大玉までより取り見取り。

今回も頻繁にゲフンゲフン変な咳をしてる変な奴が一人出来上がってしまった。

覗き魔の疑いを晴らすために堂々と覗きを実行しようとするその思考回路が最高。
油断も隙もなく繰り出される阿呆な掛け合いは今回も健在。

「雄二、何か面白いものはない?」
「鏡がトイレにあったぞ。存分に見てくるといい」
「それは僕の顔が面白いと言いたいのかな?」
「いや、違う。お前の顔は割と--笑えない」

実はここでは終わらずさらに笑いの畳みかけが数行続く。
井上先生は確実に腕をあげていらっしゃるっ!
なんて恐ろしいことだ。
このままでは家の外では(笑いを堪えきれないから)読めない作品になってしまう。

姫路さんのキャラが随分変わってきたような気もするが、バカ共が健在ならそれでよし(ぉ
最後の最後でラブコメフラグが凄い勢いで立ち上がったが、今後の展開や如何に?

でも次は短編集らしい。
でもバカが見れればそれでいい。ラブコメは二の次。

ともかく、3巻でも勢いは衰えることなく寧ろ増すばかり。
最高のバカをお楽しみあれ。


評価
★★★★★☆
(5.5)

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渚フォルテッシモ

2008-02-10

渚フォルテッシモ
MF文庫J
著作名:渚フォルテッシモ

著者名:城崎火也(きざき かや)
イラストレーター:桐野霞(きりの かすむ)
発行日:2007/6/30


あらすじ
山ノ上大地はUMA大好きのちょっと変わった高校一年生。今日も、学校に変な生き物が出る、との噂をたよりに、夜の学校に忍び込んだ。しかし、大地が教室でみつけたのはUMAではなく、学校中の生徒に人気の美少女・麻生渚の姿だった。しかもなぜか、はだかで、びしょぬれで。彼女に悲鳴をあげられ慌てて逃げ出した大地だったが、翌日、渚につかまってしまう。いつもの清楚で可愛らしい彼女から一転、鬼のような形相で「昨日のことは黙ってなさい」と脅した渚は、なんと半分だけ人魚の血をひいているという。強気で勝ち気、我がままで勝手な、でもとびきり可愛い人魚姫に振り回される大地の、ちょっと非日常な冒険ラブコメディ、開幕!

レビュー
ツンデレの教本現る。

ラノベ365日さんで「歌のうまいジャイアン」なんて書かれていたが、なんとも的を射た表現。

ヒロインは半分人魚で、プライドが高く、猫の皮を幾重にも被っていて、でも影で努力は惜しまない。
素直じゃなくて、でも時折凄く可愛い面をかいま見せる。
こらぁすげえぜ。ツンデレのバイブルだ。

そんな渚と比べるのもおこがましい一般ピープルな主人公・大地が何故か仲良くなっていくお話。
ええ、良くあるパターンです。

ストーリー自体に捻りも何もない。ツンデレ系直球ストレート。
魔物退治なんていうオプションが付いているが、その面の構成とかは甘々。
出来としてはかなり微妙だが、あくまでオプションなので重箱の隅にでも放置しておけばいい。

眼鏡を外したら実は美少女なんていう素晴らしい属性を持つ篠崎朱里との三角関係も見逃せない。
というか、渚と秤にかけても全くひけを取らない彼女。
甲斐甲斐しい気弱な美少女…これはたまらん。

ベタの固まり。もうそれはベタベタ。

とにかくキャラの強力さで押し込んでくる。ストーリーラインなんてどうでもいい。
この三角関係がどうなるのかが気になって仕方ない。


評価
★★★★
(4)


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そらいろな

2008-02-08

そらいろな
電撃文庫
著作名:そらいろな

著者名:一色銀河(いっしき ぎんが)
イラストレーター:古夏からす(こなつ からす)
発行日:2008/01/25


あらすじ
高校の入学式に出会ったメイド姿の少女。しかし彼女は……!?
「一緒にがんばりましょうね、白河くん!」
中学野球ナンバーワンサウスポーといわれながら、ひじの故障のため野球強豪高校へ行けなかった白河祐樹。唯一誘ってくれた学校で、再起しようと思っていた祐樹であったが……。
入学式当日、ビラ配りに勤しむ何故かメイド姿の小柄な少女。実は彼女はこの学校の先輩で、一人暮らしの祐樹に朝ごはんを作ってくれたりして。おまけに彼女は野球部の監督だったりなんかしちゃって!?
これって野球小説なのかラブコメなのか!?
いやこれは、個性強すぎのキャラたちが紡ぎ出す、イマドキのすぽ根ドラマなのです!

レビュー
非常に燃える電撃二作目のスポ根小説!!

SFやファンタジーが殆どを占めるラノベ界で、がっつり野球をしている変わり種。
電撃スポ根一作目は同じく一色銀河先生の「若草野球部」(らしい)。
確かにここ数年で純粋にスポーツを題材にした電撃なんて見たこと無い。

女子高生監督&メイド&小柄&薄い胸といろんな要素をミックスさせ萌えも狙いつつ、その実中身はガチに野球で燃えがメイン。

女子高生監督兼ヒロイン・天音は究極の野球バカ。
野球に対する熱すぎる情熱と、目的の為なら迷わずとる無茶な行動、それに加えて時折みせる不安げな表情のギャップがたまらない。
自分のバイト代で練習機材を買ってるっていう設定で、とある有名野球漫画の女監督を思い出したのは私だけだろうか。

大まかな設定がその有名野球漫画とかぶってるのが少し気になるところではある。

白河祐樹は怪我で燻っている中学ナンバーワンサウスポー。
色々な葛藤から素直に野球部に参加できない彼の心を最後に動かすのは、やはり天音。
ピンチに駆けつけるエースは、傷を抱えつつも実力は文句なしで非常に格好良い。

第四章からの試合の描写はそれはもう秀逸の一言に尽きる。
野球を知らない人にはちと難しいかもしれないのも事実ではある。
しかし、野球をメインとした小説ならこれほどの書き込みはあってしかるべき。

兎に角六回からの攻防戦が熱い。なんとか堪え忍んで来た北野坂に現れる起爆剤。
思わず震えが走る登場シーンだった。

打者vsバッテリーの心理戦、ベンチvsベンチの読み合い、投手同士の意地の張り合い。
攻めの戦略のたて方、土壇場での配球。
野球がいかに奥深いものか、おもしろいものかが存分に描かれている。
この緻密な試合のやりとりがこの作品のメインと言っていい。

読めない試合の進行に、手に汗握るだけで無くずっとドキドキしっぱなしだった。
本当に甲子園の試合を見ているかのような緊張感を感じることができた。

どうやら続巻も出るようで、楽しみなシリーズが今年また1つ増えた。

そういえば覚えてるところだけで三カ所は誤字脱字があったのが気になる。
校正さんはちゃんと仕事をしてください。



評価
★★★★★
(5)

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2008年1月購入本

2008-02-05

2008.1購入本

電撃文庫
・ブギーポップ・クエスチョン 沈黙ピラミッド
・とある魔術の禁書目録(インデックス)(15)
・モーフィアスの教室
・ウェスタディアの双星 真逆の英雄登場の章
・ロミオの災難
・そらいろな

富士見ファンタジア文庫
・紅牙のルビーウルフ6
・生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録1

ファミ通文庫
・千の剣の舞う空に
・Chaos Kaoz Discaos
・バカとテストと召喚獣3.5
・疾走する思春期のパラベラム

スーパーダッシュ文庫
・パーフェクト・ブラッド 1彼女が持ってるボクの心臓


2008年最初の月の購入本は13冊。控えめな数。
電撃とファミ通文庫に寄った構成になった。

1月を振り返ってみたら、更新頻度が思ったより良かった。
月次の更新回数が過去最多タイ。
来月以降もこれくらいの頻度で更新していきたいもの。

ところで私の今年の目標は「積読償還」です。
それにむけて在庫整理やら購入数抑制やら買ったら早めに読むやらを実践していく所存。
既存シリーズの消化は結構順調に出来ているので、
新シリーズの積読化を抑制できれば色々と道が開けてくる。

購入数を絞りたいところではあるが、2月は電撃大賞month。
受賞作品に加えて、過去の受賞作家がずらりと並ぶ鬼ラインナップ。これは酷い。

他の文庫でもお気に入りシリーズの本が結構出たり…。
こういう刊行時期って何故かぶるんだろう。

来月は大量購入の予感。。。
とある試験があって読書数も落ち込みそうだし、今年初の山場到来。

今年度もあと2ヶ月。気合い入れていきまっしょい。

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千の剣の舞う空に

2008-02-04

千の剣の舞う空に

ファミ通文庫
著作名:千の剣の舞う空に

著者名:岡本タクヤ(オカモト タクヤ)
イラストレーター:柏餅よもぎ(かしわもち よもぎ)
発行日:2008/02/12


あらすじ
事故で夢絶たれ孤独な高校生活を送る真一は、ネットゲーム『サウザンソード』に没頭していた。仮初の世界でかつての夢――世界最強を追い求めるうち、真一は最強プレイヤー『闇』を捜す白い女剣士アスミと出会い、いつしか行動を共にするようになる。虚構の中で確かな絆を育むふたり。ある時真一は、アスミがクラスメイトの明日美だと気づくが、現実では言葉も交わしたこともなく――。ボーイミーツガールを爽やかに描く第9回えんため大賞優秀賞受賞作!!

レビュー
第9回えんため大賞優秀賞受賞作!!

ということで、本屋で衝動買い。○○大賞系の入賞上位作は読んでおきたかったんです。

とある事故がきっかけでオンラインゲームにはまり、ろくに友達付き合いもせず上位ランカーに、そしてゲーム上で関係の深いアスミというキャラがクラスメイトだと気づき…。
一体どこの妄想ニート話かと思わせる導入部分。
空手で最強を目指していたような武闘派が、事故って無気力になったからってネトゲで世界最強を目指そうとするだろうか。

その辺の前提部分の疑問は払拭しきれなかったが、流れにそって読んでいくと…やっぱり何とも言えない。
リアルでの乱闘で「ゲームやっていたから勘は鈍ってなかった」的な描写があったが、それはどうだろう…。
昔取った杵柄で勝てましたと素直に書いた方がよっぽど自然だったような。

主人公はオンとオフでも特に性格が違うわけでもないし、突飛な駄目人間でも無い。
どうもネトゲにどっぷり嵌る動機として弱く、説得力が薄い。

ボーイ・ミーツ・ガールを爽やかに描く、とあったがどうも物語の主軸がどこにあるのか掴みきれない。
一番何を言いたいのか、それが伝わってこない。

まああまり小難しいこと考えずに読み進めていくと、たまに良いこと言ってたりするんだが、
その台詞の主が実は生粋のニートだったりするのでなんとも言えない気分になる。

ラストの展開は個人的にはかなり好みだったので、これまでの細かな粗も目をつぶっても良いとは思える。
終わりよければ全て良し。

とはいえ「えんため大賞」の優秀賞がこの程度かと少しがっかりしたのも否めない。
そう考えると電撃大賞の入賞作のレベルの高さは相当なものだということが解る。

そういえば去年の優秀賞は「108年目の初恋。」だった。優秀賞とは相性が良くないのかもしれない。


評価
★★★★
(4)

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扉の外Ⅲ(3)

2008-02-03

扉の外Ⅲ
電撃文庫
著作名:扉の外Ⅲ(3)

著者名:土橋真二郎(どばし しんじろう)
イラストレーター:白身魚(しろみざかな)
発行日:2007/09/25


あらすじ
それは “銃と弾丸” がすべてのゲーム――。

「三つ目の扉をくぐり抜けゴールしたプレイヤーには、外への脱出と、そのほか副賞として豪華特典が与えられます。 こぞって参加いたしましょう」
密室に閉じこめられた二年二組の生徒たちに “人工知能ソフィア” を名乗る存在が、状況を打開する方法として提示したのは “オンラインゲーム” だった。
とにかくやるしかない、とクラスで協力して、その “ゲーム” を進めているうちに……!
“誰” が “なんのため” に生徒たちを隔離したかがついに明らかに。 シリーズ完結編、登場!

レビュー
出来はいいんだけど、完結編?

帯に「シリーズ完結!」と大きく乗ってたのでそのつもりで読んだけと違った。
終われてないって…。

言うなれば一巻と同等な締めくくり方。
最後の最後でこの船の目的とかが明かされるから、一巻ほど投げっぱなしではないけれど。

でも逆に区切りの付け方が潔いとも言える。
物語の内容的に全部説明しきって、伏線回収して終わらせたらあと何冊かかることか。
中弛みや失速によって中途半端に切れてしまうくらいならいっそ3巻で終わらせた方がよかったのかもしれない。

今回は心理戦というよりは、負け犬達の敗者復活戦。
1巻や2巻ほどに心理の読み合いは無い。
弾丸を取るか言葉を取るか。これが大きなポイントとなる。

ここで今回の主人公・中山美鈴は、言葉という形のないものではなく、直接的に力のある弾丸を取る。
この選択が後に大きな波乱をもたらすことに。

話をまとめに入るにあたって、後半が少し性急な展開になっていた気がするのが残念ではあった。

シリーズ総括
・毎回主人公が違った訳だが、1巻と2巻の主人公(男)の名前が全然思い出せなかった。
(行動やキャラクターは覚えているのだけれど。)
対して女性陣、蒼井典子、正樹愛美といったキャラは印象も強く記憶に残っている。
毎回立場(クラス)の違う人物の視点で話が進むという構成上仕方がないことだが、少々人物相関がごちゃごちゃしていたと思われる。

・正樹さんのキャラが最後まで掴みきれなかった。3巻での百合っぽい雰囲気は一体…。

・基本鬱々とした展開だけど、先が読めず、人の清濁(主に濁か)が上手く表現されていた。

このシリーズはかなり賛否両論に分かれたと思われる。(むしろ否の方が多かったのだろうか。)
それでも私は一つの読み物として興味深い内容だと思ったし、正直もっと深く展開してほしかった。
打ち切り的な終わり方に遺憾の意表しえない。

だから土橋先生の次回作(もう刊行されてるが)に期待したいと思う。


評価
★★★★☆
(4.5)


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