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プロフィール

ラノベドランカー

Author:ラノベドランカー
ラノベ大好きな中毒者。
ラノベ積本の海が引き潮気味になり、溺死の危機から脱出。
ブログ開設6年が過ぎました。
何事も継続は力なり。

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2010年2月購入本

2010-02-28

2010年2月購入本

電撃文庫
・アクセル・ワールド4 -蒼空への飛翔-
・狼と香辛料XIV
・神のまにまに!(3) ~真曜お嬢様と神芝居~
・主人さん&メイドさま 父さん母さん、ウチのメイドは頭が高いと怒ります
・世界平和は一家団欒のあとに(9) 宇宙蛍
・幕末魔法士 -Mage Revolution-
・ラプンツェルの翼IV
・竜と勇者と可愛げのない私
・ロウきゅーぶ!(4)
・ヴァンダル画廊街の奇跡

メディアワークス文庫
・蒼空時雨
・ガーデン・ロスト
・空の彼方
・夜魔 -怪-

GA文庫
・ありすとBOBO -猫とマグロと恋心-
・這いよれ! ニャル子さん3

ファミ通文庫
・バカとテストと召喚獣7.5

スーパーダッシュ文庫
・アスカ ―麻雀餓狼伝―

2010年2月は18冊。
予想通り購入数はかなり多い月に。通常の1.5倍。

電撃は大賞月だしそんなもんか。
それでも結構読んだので積本は微増で済んだ。

今月の新刊は特に鮮度が重要な作品が多いので、未読のやつもなるべく早くレビューできるように頑張ります。

ところで、メディアワークス文庫ってPR不足じゃなかろうか。
さりげなく電撃大賞の選考委員奨励賞が電撃大賞より早く出ていたことに驚いた。

メディアワークス文庫はラノベレーベル?という議論はあるかと思います。
ですが、現状の当レーベルの執筆陣が電撃文庫の代表的作家達であることから、当ブログでは「ラノベ」扱いとしたいと思います。
今後このレーベルがどうなっていくのかは大変気になるところ。



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ココロコネクト ヒトランダム

2010-02-27

ココロコネクト ヒトランダム
ファミ通文庫
著作名:ココロコネクト ヒトランダム

著者名:庵田定夏(あんだ さだなつ)
イラストレーター:白身魚(しろみざかな)
発行日:2010/02/12


あらすじ
「平凡」、ときどき「入れ替わり」。

文研部に所属する八重樫太一・永瀬伊織・稲葉姫子・桐山唯・青木義文は、奇妙な現象に直面していた。前触れもなく青木と唯に起こった"人格入れ替わり"。それは次々と部員全員へ襲いかかり、彼らを異常な日常に放り込む。戸惑いつつも、どこかその状況を楽しむ太一たちだったが、心の連鎖は彼らの秘めた心の傷をも浮かび上がらせ……。平穏が崩れたその時、5人の関係は形を変える! 第11回えんため大賞特別賞受賞作品、愛と青春の五角形【ペンタゴン】コメディ登場!!

レビュー
これは、これは面白いぞ!

第11回えんため大賞「特別賞」受賞作品。
えんため大賞内での特別賞の序列はわからないが、今年の電撃大賞3作品の上をいく出来映え。
タイトルの語呂が気に入ったのと、イラストレーターで一本釣りしてみたが、たまにこういう当たりを引くと大変嬉しい。

いわゆる「入れ替わりモノ」。
心がランダムに入れ替わってしまうという現象に巻き込まれた文研部の5人。
当初はそれほど深刻にならず楽しんですらいた5人だったが、時間が経つにつれ次第に問題が浮かび上がってきて・・・。

男2人、女3人のランダムシャッフル。
この5人がとにかく好印象。(個人的には稲葉が一番好み)
一人一人の個性が丁寧に描かれていて、その5人の集まりである文研部がとても温かい場所に感じられる。

高校生が男女ランダムでシャッフルされたら当然面白いことになるわけで…。
当初は入れ替わりのドタバタを中心にしたコメディータッチ。
入れ替わりが恒常化して軋みが出てきたあたりから雰囲気がシリアスにシフト。
所々で青い春が咲いたり咲かなかったりと、恋愛要素もしっかり描かれていて盛りだくさん。

太一が無自覚に乙女心を刺激するもんだからある意味部内はカオスな状況になってしまっているのがまた面白い。
そして青木が不憫でしょうがない…相手が悪すぎる。

最初から最後まで全く飽きさせない。
この愛すべきキャラクター達が織りなす物語をもっと読んでいたかった。
巻末に近づくにつれて「もう終わっちゃうのか」と残念に思う気持ちがむくむく沸き上がってきた。
この5人の日常の続きが読みたいと未だに思ってしまう。

しかし面白い作品だった。著者の今後の作品にも注目しようと思う。


評価
★★★★★☆
(5.5)

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ファミ通文庫 コメント: 18 トラックバック: 1

蒼空時雨

2010-02-23

蒼空時雨
メディアワークス文庫
著作名:蒼空時雨

著者名:綾崎隼(あやさき しゅん)
イラストレーター:ワカマツカオリ
発行日:2010/01/25


あらすじ
これは、まるで雨宿りでもするかのように、誰もが居場所を見つけるための物語。

ある夜、舞原零央はアパートの前で倒れていた女、譲原紗矢を助ける。どこにも帰る場所がないと語る彼女は居候を始め、次第に猜疑心に満ちた零央の心を解いていった。
やがて零央が紗矢に惹かれ始めた頃、彼女は黙していた秘密を語り始める。その内容に驚く零央だったが、しかし、彼にも重大な秘密があった。二人は自分の居場所を見つけるため、互いに秘密を打ち明け始める。まるで、雨宿りでもするかのように。
巧妙に張り巡らされた伏線が、いくつも折り重なったエピソードで紐解かれる、新感覚の青春群像ストーリー。

レビュー
ラノベらしくは無いが、これは名作。

第16回電撃小説大賞「選考委員奨励賞」受賞作。
予想通り「選考委員奨励賞」には伏兵がいた。

自宅の前で倒れていた女性を偶然雨宿りをさせたことに端を発する恋愛物語。
全6編にわたって様々な技巧がこらされた、大変読み応えのある一冊。

細かな伏線があり、作品が持つ独特の雰囲気もあり、一人一人の心理描写がとても精緻。
物語にぐっと引きこまれる。静かだけど強烈な魅力がある。
時にどんでん返しを仕掛けてきたり、正攻法で切ない話をぶつけてきたり、読んでいて飽きが来ない。

登場人物一人一人の想いが本当に細かく表現されていて、それぞれの人間味がこれでもかと伝わってくる。
そしてこの本を読むと「やっぱり女性って強いなぁ」と思ってしまう。男共が多少情けないんだけど、気持ちはよくわかる。ヘタレ男に幸あれ。

切ない恋物語をご所望の方に是非オススメしたい。

しかし、この本はラノベレーベルから出てるからラノベと言えるが、中身だけ見たらラノベじゃない。
ジャンルとしては一般文芸。

電撃文庫から刊行されてる電撃大賞受賞作品とは土俵が違いすぎて比較が出来ない。
だからメディアワークス文庫で刊行したのか。

メディアワークス文庫は「世代を超えたエンタテインメント・ノベル」を自称している。
正確に言うとラノベじゃないのかもしれない。
でも作家陣みると現在はラノベレーベルとしても良いと思うので、本作もラノベの一つということで。

「世代を超えた」ってのは、「本来のラノベ対象年齢を超えた=いい歳してもラノベにどっぷりな大人」、つまり私みたいな奴にぴったりなレーベルだと曲解した。


評価
★★★★★
(5)

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メディアワークス文庫 コメント: 4 トラックバック: 0

ラプンツェルの翼Ⅲ(3)

2010-02-21

ラプンツェルの翼3
電撃文庫
著作名:ラプンツェルの翼Ⅲ(3)

著者名:土橋真二郎(どばし しんじろう)
イラストレーター:植田亮(うえだ りょう)
発行日:2009/09/10


あらすじ
遼一と奈々の運命は?
ノンストップゲーム小説!

「私は本当の場所を探すことにする ── 」
《プログラム》を勝ち残り天使となることを許された奈々。ある日、遼一たちは同好会の合宿で奈々の研修先「ユーロランド」を訪れるが、何故か遼一は奈々と会うことに消極的な態度を示す。お互いを想うが故に空回りする奈々と遼一。しかし、そんな二人をよそに“天使たちの楽園”で突如クーデターが起こってしまう。奪われた“姫”を救うため、アトラクションに用意された《ゲーム》に挑む遼一たち。三人一組でのチーム戦という制約の中、二人が組むことになった相手とは……?

レビュー
遼一と奈々ペア再び!どこまで見せつけてくれるか。

今度の舞台はテーマパーク。ちなみに見せつけて欲しいのはいちゃいちゃ度。
奈々が遼一に見せる不器用ながらも直球な感情表現は相変わらずたまらない。

そんな中勃発する天使によるクーデター。
敵の手に落ちた研修施設であるユーロランドが遼一達に牙を剥く。

2巻では殆ど離ればなれだった二人だが、今回はしっかりパートナーとして共闘しているのはGood。
やはりラプンツェルの翼は遼一と奈々が揃ってこそ。
そんな二人に挟まれる形でゲームに挑むことになった天使が一人。
このツンデレ天使も中々良い味を出しており、見所はいっぱい。

いつも通りの難解なゲームに、刻一刻と移り変わる戦況に手に汗握る。
3巻最後のゲームは実に絶望的なところで切れている。
4巻ではユーロランド編をどう完結させてくるのだろうか、非常に楽しみである。


評価
★★★★☆
(4.5)

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電撃文庫 コメント: 0 トラックバック: 0

電波女と青春男3

2010-02-20

電波女と青春男3
電撃文庫
著作名:電波女と青春男3

著者名:入間人間(いるま ひとま)
イラストレーター:ブリキ
発行日:2009/11/10


あらすじ
宇宙人が見守る街で『未知との遭遇』をした……のか?

えーと今度はなんなんだろう。とっても電波な女の子・藤和エリオの前に鎮座ましますは、宇宙服を着込んだ謎の少女(たぶん。声色で判断)。
ヤシロと名乗るその宇宙服女は、「この星には観光ではなくビジネスで来た」とかなんとか言って、俺たちの行く先々に登場してくる。えー、前川さんと野球したり、リュウシさんのバスケ観たり、いろいろやることあるのになぁ……。エリオと過ごす今年の夏は、退屈なんて感じなさそうだな。
宇宙人が見守る街でささやかにお届けする青春ラブコメ、なのかなぁ、これ?

レビュー
完全にラブコメになった!?真のハーレムが広がる、ひと夏の物語。

なんじゃこりゃーーーー!!

シリーズ3巻目にして(毒)電波がさらに希薄化。なにやら凄く微笑ましい青春ラブコメに相成っている。
好きかどうかと言われると、凄く好きな展開です。

入間先生ってこういう路線行けるのか、と感心通り越して感動した。
時折飛び出す電波成分がこの上なく良い感じに笑いを誘う。宇宙人vsスマキンとか。

今回はリュウシさんによる乙女力全開の攻撃が強烈。リュウシさんの素朴な魅力に首ったけになりそうだ。
負けじとエリオも粒子を放出させるし、着ぐるみさんも怪しげな動きを見せたりと、青春男の周りはにわかに慌ただしく。

例によって鈍い真くんだが、青春ポイントをもっと稼いで読者を悶えさせてもらいたい。
シリーズ最高の一冊だったといえる。


評価
★★★★★
(5)

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電撃文庫 コメント: 8 トラックバック: 0

2010電撃大賞まとめ&考察

2010-02-16

2010年の電撃小説大賞受賞作品のまとめ&ちょっと電撃大賞について分析。

まずは縦並べ。
☆☆☆1位☆☆☆  幕末魔法士 -Mage Revolution-
   ☆2位☆     ヴァンダル画廊街の奇跡
     3位       ご主人さん&メイドさま

次に横並べ。
幕末魔法士>>ヴァンダル画廊街の奇跡>>>>越えられない壁>>>>ご主人さん&メイドさま

大賞、金賞、銀賞と順番通り。

2010年の電撃小説大賞の印象は『不作』。正直かなり期待ハズレ。
リリースが3作品のみでバリエーションにも欠けた。

これまでも、どこか尖った作品があったり、狼と香辛料みたいなとんでもない伏兵がいたりしたが、今年は無し。
受賞作は荒削りでも勢いがあったり、なにか唸らせる要素があったりしたものだが。。。

応募総数は4,602作品と、去年と比較して約1.3倍。
なのにこれか。作品数が多すぎて審査員が読み切れてないのだろうか。
そしてやっぱりご主人さんが銀賞なのがわからない。銀と見せかけてステンレスじゃなかろうか。

よくよく過去を振り返ってみると電撃大賞って結構波がある気がする。

去年(第15回)はそれなり、一昨年(第14回)はなんとも…、三年前(第13回)は超ビッグウェーブ。
「ミミズク」「世界平和」「扉の外」等、これが一年に集うとか今思えばとんでもない。
その流れを見てみると今年がイマイチなのも頷ける。来年に期待を繋ごう。来年はきっと、きっと超ビッグウェーブだ。

しかし私はまだ絶望しない。
上位作が微妙な年は、選考委員奨励賞作品が面白いことが多いのだ。

発売は4~5月頃だろうか。未だ見ぬ作品が待ち遠しい。




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まとめ系 コメント: 12 トラックバック: 0

幕末魔法士 -Mage Revolution-

2010-02-14

幕末魔法士
電撃文庫
著作名:幕末魔法士 -Mage Revolution-

著者名:田名部宗司 (たなべ そうじ)
イラストレーター:椋本夏夜(くらもと かや)
発行日:2010/02/10


あらすじ
一冊の魔導書が秘めた無窮の闇。激動の時代を舞台に繰り広げる幕末ファンタジー!

時は幕末。攘夷派と開明派が相克する激動の時代。
大坂適塾に学ぶ若き蘭学者にして魔法士の久世伊織は、塾長・緒方洪庵の命で、一冊の難解な魔導書を翻訳するため出雲国松江藩に赴いた。
一刻も早く翻訳を済ませ大坂に帰りたい伊織だったが、招かれた屋敷で手渡されたのは、亡き父失脚の原因ともなった、古の“大崩壊”によって失われた技術・魔法金属ミスリル銀の錬成炉が記された書物だった……。
翻訳を開始した伊織の周囲の村で起こる神隠し、突然襲いかかる攘夷志士の凶刃、魔法士・金森鳶巣の暗殺。謎を追う伊織と赤眼の志士・冬馬の前に、やがてミスリル錬成に隠された無窮の闇が広がっていく!
魔導の旋律が奏でる幕末ファンタジー!

レビュー
幕末&魔法のミックスファンタジー。

第16回電撃小説大賞、<大賞>受賞作。これは納得の出来。

「明治維新を成し遂げたのが、魔法使いなら…」というコンセプトのもと書き上げられた異色ファンタジー。

幕末が好きで色々な本を読み漁った私としては、アレルギーが出るのではないかと不安になる出だしではあった。
歴史上の偉人達がそのままの名前で登場するところに「魔法」というラノベ要素。
組み合わせるには相性自体は決して良くないと思われる幕末と魔法、しかも本作の「魔法」は東洋テイスト殆ど無しの西洋なもの。
その食い合わせの結果は、なんと上々。

攘夷の時代に西洋の魔法という、実は話のネタにするにはぴったりな要素もあった。
文章自体はそれなりの重厚感はあり、歴史小説に親しんだ者にも違和感はない。

そこに来てラノベらしい伊織と冬馬の軽快なやりとりが気持ちよく、丁度良いバランス感。
ストーリーの展開もしっかりと山あり谷あり。バトルシーンも剣劇あり、魔法もありと多彩。
そしてラストシーンがなかなかたまらない感じに仕上がっている。良い、こういう終わり方、良い!

電撃で幕末モノは「鬼神新選」以来だと思うが、こちらの方がよりラノベ的。

舞台は幕末。魔法士の話は始まったばかり。
続巻は出てくるはずなので、次巻以降どういった展開を見せていくのか非常に楽しみ。
(どこかで新撰組ネタが出てくるのは間違いないと個人的には踏んでいる)

伊織と冬馬の関係がどうなるのかが実は一番の関心事だったりするが。


評価
★★★★★
(5)

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ヴァンダル画廊街の奇跡

2010-02-12

ヴァンダル画廊街の奇跡
電撃文庫
著作名:ヴァンダル画廊街の奇跡

著者名:美奈川護(みながわ まもる)
イラストレーター:望月朔(もちづき さく)
発行日:2010/02/10


あらすじ
絵画を瞳に宿す少女エナ。彼女が秘めた、願いと想いは──。

人は誰もが、
心の中に一枚の絵を持っている──。

統一された政府により、様々な芸術が規制を受け始めた世界。しかし、そんな世界各地の壁面に封印されたはずの名画が描き出される事件が起こる。

『 Der Kunst Ihre Freiheit! (芸術に、その自由を!)』

絵とともにそう書き残していく<アート・テロリスト>を、人々は敬意をこめて「破壊者(ヴァンダル)」と呼んだ。
政府を敵に回すという危険を冒してまで彼らが絵を描く理由とは。そして真の目的とは──?
第16回電撃小説大賞、<金賞>受賞作!

レビュー
芸術が封じられた世界で名画が伝えるもの。

大戦の後、世界が一つの政府の元に統一された。
世界政府は表現・思想の自由こそが闘争を引き起こすとし、芸術を制限した。
旧時代の芸術は封印され、新たな芸術も文化制定の名の下に制限を受ける世界。
そんな世界でアート・テロリスト「破壊者(ヴァンダル)」は世界各地で名画を描き残し、人々を騒がせる。
ヴァンダルの目的は一体?

といったあらすじの第16回電撃小説大賞「金賞」受賞作。
読んでいて世界観、設定が「ラジオガール・ウィズ・ジャミング」に似ていると感じた。

絵画をモチーフにした物語だが、絵画に詳しくなくても問題ない。

「人は誰もが、心の中に一枚の絵を持っている。」
このフレーズが物語の軸であり、終始一貫ブレずに話が展開されていくのは素晴らしい。
危険を冒しながら、それでも何かを伝えるべく絵を描くエナの強さが沁みる。

しかし、「あと一歩」という印象がぬぐいきれない。
パンチが深く食い込んで来ない。惜しい当たりは何度もあるのだが。。。

あとインターポールの2人の立ち位置が不明すぎる。
銭形のとっつぁんみたいにストーカーの如く追いかけてくるのかと思いきや想像以上に外野。
最後まで役回りが味気ない。序盤から登場していながら居なくても物語が成り立ちそうなのは頂けない。

作品の雰囲気やモチーフは独特で良いのだが、感動するまでに至れず。
序盤のストーリーを後半で活かせてないように思える。ラストも引っ張った割にはあまりにあっけない。
あとちょっとなんだけど、高く飛びきれなかった。
辛口気味だけど、これは金賞への期待の大きさ故。


評価
★★★★
(4)

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ご主人さん&メイドさま 父さん母さん、ウチのメイドは頭が高いと怒ります

2010-02-10

ご主人さん&メイドさま
電撃文庫
著作名:ご主人さん&メイドさま 父さん母さん、ウチのメイドは頭が高いと怒ります

著者名:榎木津無代(えのきつ むだい)
イラストレーター:双龍(だぶるどらごん)
発行日:2010/02/10


あらすじ
メイド>>>>>>越えられない壁>>>>>>>>>ご主人!?

ヤバイ。メイドヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。俺のメイドヤバイ。まず偉そう。もう傲岸不遜なんてもんじゃない。超居丈高。「アンタ何様」ってその金髪メイドにきくと、胸(豊満)を張って「メイドさまである」ってかえってくる。スゲェ! なんか遠慮とか無いの。メイドなんだから嫌な顔ひとつせず従順に給仕する──と思っていた時期が俺にもありました。っていうくらいの勝手気儘ぶり。普通は絶対人間なんだから謙遜とかもする。でもそのメイドさんは全然平気。凄い。ヤバイ。とにかくお前ら、ウチに突然やってきた金髪美少女メイドのヤバさをもっと知るべきだと思います。そんなヤバイメイドと一緒にいる俺、超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。

レビュー
本当に銀賞作品?

第16回電撃小説大賞「銀賞」受賞作。まずは銀賞から攻めてみた。
最近の電撃小説大賞では珍しい、ガチなギャグ本。

先に結論から言おう。今年の電撃大賞、まずは一敗。

性根が良い具合に腐ったメイドオタク・五秋陣のもとに、やたら態度がでかい金髪碧眼美少女メイド(メイドさま)が現れる。
何故か色んなメイドやら貴族やらがメイドさまを狙ってやってくる。
バトルをすると服が爆散する。メイドも変態も同じくすっぽんぽんに。なんかベタだけど最近はお目にかからない設定。

昔のことを思い出そうとすると深夜アニメの感動シーンしか出てこない主人公の馬鹿さは折り紙付き。
時折爆発力のあるギャグを飛ばすのだが、通常シーンの時から「痛すぎる」。
というより、常にアクセル全開のキモオタ状態なので決め台詞的にギャグを吐いても「キレ」ない。
つまりどうにもメリハリが足りない印象。ストーリーにも起伏が感じられないし練度も高くない。
ずっとハイテンションなのは良いのだけれど、少し疲れる。

メイドさまも時折尋常じゃない可愛らしさを見せる。
でも一時の爆発力だけ。メイド服に日本刀に殿様言葉・・・この組み合わせが私的にアンマッチ。
その分、たまに見せる素顔がたまらないのだが、でも一時の爆発ry(以下繰り返し

正直、この作品が何故に銀賞なのか、私には解りかねる。
自分の感性&対象年齢がずれているのか(この手のギャグが肌に合わない年齢になったのか)、それとも単に面白くないのか、それがわからない。

バカげたギャグモノでも「バカテス」や「ベン・トー」とは比べるべくもない。

ここまで書いておいてなんだが、もしこの本を読んだ方がいれば逆にご意見を頂きたい。
あなたはこの作品、面白いと思いますか?
銀賞という冠と私の感想が釣り合わなすぎて第三者意見が欲しくなった。


評価
★★★☆
(3.5)

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アイゼンフリューゲル2

2010-02-07

アイゼンフリューゲル2
ガガガ文庫
著作名:アイゼンフリューゲル2

著者名:虚淵 玄(うろぶち げん)(ニトロプラス)
イラストレーター:中央東口(ちゅうおうひがしぐち)
発行日:2009/12/23


あらすじ
戦争と龍にまつわる雄大なる物語。第二弾!
「始まっちまったぞ。宣戦布告してきやがった!」ただならぬクルツの剣幕に、カールの最悪の予想は確信に変わる。きっと、開戦と同時にブリッツフォーゲルは軍部に強制的に接収されてしまう。北極圏での帝凰龍との対決以来、ブリッツフォーゲルの前に現れる龍はいない。蒼穹の中、孤独なカールは操縦桿を握りしめ、あの煌々たる輝きを思い出す。“何故、飛ぶのか”“何故、挑むのか”……帝凰龍と対決をしたあのとき、カールは『彼』にそう問われたような気がしてならない――。

レビュー
空に魅入られた漢の生き様を心に刻め。

アイゼンフリューゲル完結。

何故、飛ぶのか?
何故、挑むのか?
空に魅入られ、龍に挑まれた男は、その答えを探し続け、そして辿り着いた。

圧倒的な迫力。男のロマンの詰め合わせ。
1巻の時も同じ事を書いたが、あえてまた書こう。
この本を読んで熱い気持ちになれなかったら男じゃない。

カールとブリッツフォーゲルの目が覚めるような大暴れに心躍らせ、この二者がそんな戦いの末に辿り着いたところに涙した。
あまりに繊細で、優しすぎたカール。
彼が最後に見つけた答えを心に刻んで欲しい。

身が焦がされるように熱くて、身を切られるように切なくて涙が出そうになる。

この作品は間違いなく名作。
未読の方には積極的にオススメしたい。最高の一冊だった。
(一巻のレビューはこちら


評価
★★★★★☆
(5.5)

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ゼロの使い魔16 ド・オルニエールの安穏(ティータイム)

2010-02-06

ゼロの使い魔16
MF文庫J
著作名:ゼロの使い魔16 ド・オルニエールの安穏(ティータイム)

著者名:ヤマグチノボル
イラストレーター:兎塚エイジ(うさつか えいじ)
発行日:2009/02/28


あらすじ
様々な思いと策謀が絡んだガリア王ジョゼフとの戦いが終わって、才人たちは学園へと戻ってきた。全生徒の前で表彰され、アンリエッタからの褒美をさずかった水精霊騎士隊の面々は、それぞれ人気を取り戻して、幸せな時を過ごしていた。才人とルイズも、ふたりだけの世界に浸り……たかったのだが、シエスタがくっついて離れない。約束したお屋敷探しにも口を出されて、ルイズはご立腹。「メイドは雇わずって言ったでしょーっっ!」一方その頃、ガリアの女王となったタバサは、慣れない生活を送りながら、ロマリアの陰謀に立ち向かう決意を固めていた。冒険ファンタジー16弾!

レビュー
平和になっても恋の嵐は吹き荒れる。

ガリア戦役が集結し訪れたつかの間の平穏。
15巻での戦役で盛り上げたテンションを落ち着かせて、次なる展開に繋げる一冊。

わたし、サイトにつりあう女の子かしら?

今回のゼロはこれが主題。
ガリア戦役で一層名を上げたサイトに、自らがふさわしい存在なのかルイズは思い悩む。
これまでの関係が逆転し、特にルイズのサイトに対する想いに変化が生じてきた。
予定調和ないちゃいちゃにテコ入れしてくるとは恐れ入った。

心ではルイズが好きでも、生理的に他の女の子に目が行ってしまうこともあるサイト。
そんなサイトの真の気持ちが解らず戸惑うルイズ。
そして恋のライバルとして急浮上してきたとある人物にルイズはこれまでにない悲しみを受ける。

サイトとルイズの間に生じた大きな亀裂は今後どう作用してくるのだろうか。

そんな恋の駆け引きに平行して物語もしっかり進展。
1巻から活躍してきたあのキャラのまさかの退場には驚きを隠し得ない…。
きな臭い連中も新たに登場してきて物語は再び白熱してきそう。

17巻は大荒れの予感。


評価
★★★★☆
(4.5)

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ゼロの使い魔15 忘却の夢迷宮

2010-02-04

ゼロの使い魔15
MF文庫J
著作名:ゼロの使い魔15 忘却の夢迷宮

著者名:ヤマグチノボル
イラストレーター:兎塚エイジ(うさつか えいじ)
発行日:2008/09/31


あらすじ
ハルケギニアに残ることを選択したサイトは、タイガー戦車を駆りシェフィールドが率いるヨルムンガントの“軍団”の撃退に成功する。ルイズの危機を救い、再び絆を取り戻したルイズとサイト。「でもでも、そんな妄想ゆるさないんだからね!」傍から見たらただのいちゃいちゃな喧嘩を繰り広げつつ、つかの間の安寧を楽しむ二人だったが、ロマリア教皇ヴィットーリオ、そしてガリア王ジョゼフの「虚無の担い手」の策謀は、再びルイズたちを騒乱へと導くことになる――。ハルケギニアとサイトたちの未来はどうなる!? 冒険ラブコメファンタジー第15巻!

レビュー
先が見えなくなる怒濤の展開。

一体何が起こったと思われる書き出しだが、それくらい驚きの展開。
ガリアとロマリアの戦いに一つの区切りがついた。

以前も書いたかもしれないが、ヤマグチ先生の風呂敷の広げ方と畳み方は実に見事。
一冊の中での起承転結の起伏の付け方は達人技。

14巻で蒔いた種を大きく花開かせ、そして美しく散らせた。
この引き際が下手だとずるずると話が延び、綺麗に咲いた花も枯れて醜く変わっていく。
そういった事が無いのがゼロの素晴らしい所。

一冊の間でこれでもかと話が進んだ。
でも大きな伏線はまだまだ残っている。
どうやって話を広げてくるのか楽しみで仕方ない。

さて、14巻で上昇したギーシュ君の株価は今回で元通り(ぉ。
彼はピンチの時以外は輝かないんだ。だからピンチよもっと来い。
そんな彼に対してマリコルヌ株が台頭。
ぽっちゃり系怒れる風の妖精が誰よりも輝いていた。

そういえば、ルイズとサイトの予定調和(マリコルヌ談)な喧嘩といちゃいちゃに飽きてきた。
この二人の新しい展開についても次巻以降期待したいと思う。


評価
★★★★★
(5)

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ゼロの使い魔14 水都市の聖女

2010-02-03

ゼロの使い魔14
MF文庫J
著作名:ゼロの使い魔14 水都市の聖女

著者名:ヤマグチノボル
イラストレーター:兎塚エイジ(うさつか えいじ)
発行日:2008/5/31


あらすじ
ガリア王ジョゼフの野望を砕くため、ロマリアへの協力を決めたルイズ。しかし、最も危険な役割を担う才人を案じたルイズは、ロマリア教皇の持つ「虚無」の力を借り、才人を元の世界へと戻すことを決意する。才人が突然姿を消したことにとまどうティファニアたちだったが、ガリアを迎え撃つために国境近くの街・アクイレイアへと出発したため、うやむやになってしまう。一方、ジョゼフの命令を受け、騎士人形「ヨルムンガント」の“軍団”はロマリアを目指して出立していた――。ルイズの運命は、才人の決断は!? 大人気の冒険ラブコメファンタジー第14巻!

レビュー
物語は再び大きく盛り上がる!

溜め込んでいたパワーが一気に吹き出した。
7巻でのアルビオン戦争の終結以来、テンション的には上がりきらないところがあった。
それがここに来ての大爆発。

やはりファンタジーものは大きな戦いがあってこそ盛り上がるもの。
ガリアvsロマリアの戦はどんな展開を見せていくのだろうか。

思えば7巻でアルビオン戦争が終わって、ちょうど倍の巻数が刊行されている。

そんな時の流れの中で一番変わったところは、みんな人間的に大きくなったということ。

特に今回ではギーシュが格好良い。水精霊騎士隊の面々が格好良い。
なんだかんだと物凄い危機に見舞われてきたが故に彼らの肝の太いこと太いこと。
小僧の寄せ集めがいつの間にか立派な騎士隊になっていた。
ギーシュは立派な隊長になっていた。

最初の頃はギーシュ嫌いだったが、最近は株価が高騰。今回でストップ高状態に。
彼の台詞で涙ぐむ日が来るとは思わなかった。

そして何と言ってもサイトの活躍が熱い。
ベタなタイミングでの登場がこれでもかと言うほどに熱い。
近代兵器を操るガンダールヴの強さには惚れ惚れするばかり。

「地球ナメんな。ファンタジー」は心にガツンと刺さった名台詞。

久々の「熱い」ゼロを堪能出来た。満足。


評価
★★★★★
(5)

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2010年1月購入本

2010-02-01

2010年1月購入本



電撃文庫
・俺の妹がこんなに可愛いわけがない(5)
・オオカミさんとおかしな家の住人たち
・嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん9 始まりの未来は終わり
・空ろの箱と零のマリア3
・夜魔 -奇-
・さくら荘のペットな彼女

ファミ通文庫
・ココロコネクト ヒトランダム

MF文庫J
・ゼロの使い魔18

ガガガ文庫
・ストレンジボイス
・人類は衰退しました5

スーパーダッシュ文庫
・ベン・トー 5 北海道産炭火焼き秋鮭弁当285円

2010年の初月は11冊。
購入本はあまり冒険できていない。

突然ですが、今年の目標は「積本削減」と「(なるべく)早期レビュー」としました。
実はこれ、「積本削減」しようとすると過去の本を優先的に読んでいかないとならず、「早期レビュー」をしようとすると最新の本を優先的に読んでいかないとならずという、非常に悩ましい二律背反状態が発生するのです。

良い本をより旬な時期にレビューしたいし、良い本を掘り出したい(ただ読み遅れとも言いそうだが…)。
どういう順番で読んでいくか、非常に悩んでたりします。

脈絡もない発売時期の本をレビューしたりするかもしれませんが、生温く見てやってください。
(まぁ今に始まったことじゃないですね。)

さてさて2月は電撃大賞の発売月。もう一年経ってしまったか。
既存シリーズの新刊も盛りだくさんだし、忙しい月になりそうだ。。。



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