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ラノベドランカー

Author:ラノベドランカー
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水木しげ子さんと結ばれました (電撃文庫)

2014-03-07

水木しげ子さんと結ばれました
電撃文庫
著作名:水木しげ子さんと結ばれました

著者名:真坂マサル(まさか まさる)
イラストレーター:生煮え(なまにえ)
発行日:2014/02/10


あらすじ
僕と彼女は「赤い糸」で結ばれている──
死の運命を結ぶ糸が織り成す、愛しくて狂った物語。

 今日は転校初日で、学校に着いていなければいけないのに、僕は今、死体を埋める穴を掘っている。そんな僕の左手の「ある存在」――それを追って振り返ると、僕以上に血みどろで、死体をいじくる女の子がいる。
 ――水木しげ子さん。
 僕の想像していたのと全然違う、可愛くて恐ろしい女の子。でも、彼女こそ僕の運命の人に間違いない。
 だって、あまりにも完璧な、人形みたいに美しい彼女の左手の小指は、僕の左手の小指と「運命の赤い糸」で結ばれているのだから――。
 殺し合う者たちを結ぶ「赤い糸」で結ばれてしまった、ちょっとおかしな少女と少年。
 二人に次々と訪れる数奇な殺し合いの「運命」と、その未来に訪れる結末とは――?
 今年だけの〈20回記念特別賞〉受賞作、ついに登場!

レビュー
小指を結ぶ赤い糸は、とある「運命」を示す呪いの証

「水木しげ子」と見て、速攻で水木しげるを連想しました。でもそんな人結構いるんじゃ無い?
全く関係ない話から入ってしまって申し訳ない。

第20回電撃小説大賞<20回記念特別賞>受賞作品。
今回だけの記念特別賞ということらしいけど・・・他の賞よりは少し下がるってことかしら。

でも、今のところ今年の受賞作の中で一番面白い。

通り魔に襲われて突然見えるようになった赤い糸。
それは「結ばれたもののどちらかがどちらかを殺す」という運命を示すもの。
主人公の朝生は転校初日に自分と糸が結ばれた女の子・水木しげ子さんと出会い、奇妙な出来事に遭遇していく。

シュールで猟奇的なラノベミステリー作品。
短編的に赤い糸にまつわるいくつかのエピソードが描かれているが、どれも一癖あって読み応えは十分。
予想の斜め上をいく変人・水木しげ子さんと、モブ的一般人かと思いきや意外と肝が太くて男前な朝生君がとても良いコンビ。
痛すぎずグロすぎないので、作品が重くなりすぎておらず、その点も好印象。
次へ次へと読者を誘う魅力的な文章で物語が紡がれている。

ただし、話のネタ的に好き嫌いははっきりでるだろう。
甲田学人先生や、入間人間先生の作品が好きな人なら間違いなく好きになれると思う。
仕上がりとしては両先生より取っつきやすくさらりとした味わいだが、読了後に残る独特の味わいがある。

ちょいちょい強引なロジックはあったりするけど、作品の全体感からすればまぁ些細な問題。
ただ、ラストのオチだけはどうも頂けない。
というか、強引過ぎて頭がついていけなかったのか読んだ30分後にラストシーンを忘れるという事態に。。。
たぶんあと数日したらまた忘れる。

それさえ無ければ★5だったんだけど・・・逆に言うと伸びしろがかなりある作品だということ。

この作品は面白くなる。今年の受賞作で初めて次巻が買いたくなった。


評価
★★★★☆
(4.5)

ライト度
★★★
(3)


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韻が織り成す召喚魔法 ―バスタ・リリッカーズ― (電撃文庫)

2014-03-05

韻が織り成す召喚魔法
電撃文庫
著作名:韻が織り成す召喚魔法 -バスタ・リリッカーズ-

著者名:真代屋秀晃(ましろや ひであき)
イラストレーター:x6suke(ペケロクスケ)
発行日:2014/02/10


あらすじ
校則の守護神と呼ばれるカタブツ生徒会長・音川真一の前に現れた、クソ迷惑でウザい悪魔少女・マミラダ。彼女に無理矢理キスをされ、契約を結ばされてしまった真一は、とある能力を手に入れた。それは――。
「サタニックマイク! 相手を強制的にラップバトルに引きずり込んで、バトルの敗者を支配できる魔法だよ。よーよー!」
 韻を踏んだフレーズで即興歌詞を紡ぐ真一の言葉が、強力な召喚魔法となって吹き荒れる。規律を守らず、真一に逆らっていた学院の問題児たちまでもが、ラップ魔法に打ちのめされて命令に従うのだった!!
「人前であんなに恥ずかしい歌を歌うなんて、人生の汚点だ…」
「超かっこよかったよ! よーよー! さすが私の旦那様候補? 魔王の素質アリだね」
 そしてはじまるマイクバトル、命を賭けたマジバトル、時にあの娘のハートにラブバトル。風紀を守る生徒会長はゲット快調!

レビュー
ラップでバトルだチェケラッチョ?

超堅物生徒会長が、可愛くていい加減な悪魔に取り憑かれて手に入れた力はラップで人を支配できる魔法。
悪を成敗すべく力を使おうとするが、もちろん悪魔の力には裏があって・・・
ラップでバトルでコメディーな第20回電撃小説大賞<金賞>受賞作品。

ラップ・・・ラノベの題材としてこれを選ぶとは中々斬新、そしてそれを金賞に持ってくる電撃も斬新。

さて、私の感想としては・・・残念ながらどうも肌に合わぬ。
バカバカしさとノリの良さはさすが金賞という出来の良さ。
でも、ラップである理由が正直わからない。そして私はラップがあまり好きで無い。
ラップが毒にも薬にもなってない感じがしてならないし、作品としての尖りもない。

金賞に成るほどの何かがあるかな?という疑問が常に頭にふわふわと浮いていた。
ラストは流石にうまく締めてると思うんだけど、まさかここだけで金賞に選ばれるわけは無いし。。。
読書中ずっともやっとしっぱなしだった。

しかし、ラップは文章になると勝手に自分のリズムで脳内音読再生されるんだと言うことがわかったのは新しい発見だった。

金賞ってなんじゃらほい?と思いここ数年の電撃小説大賞金賞受賞作を見返してみると、どうも私は金賞作と相性が良くないようだ。
この作品がどうこうっていうより、金賞受賞作ってこういう作風のものが選ばれやすいのかもしれない。
肌が合わない作品が大半を占めていた。


評価
★★★☆
(3.5)

ライト度
★★★
(3)


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