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ラノベドランカー

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推定少女

2007-09-03

推定少女
ファミ通文庫
著作名:推定少女

著者名:桜庭一樹(さくらば かずき)
イラストレーター:高野音彦(たかの おとひこ)
発行日:2004/09/30


あらすじ
「できれば、あんまりがんばりたくないなぁ……」巣籠カナは、ついそんな言葉をつぶやいてしまう15歳の女の子。
受験やトモダチについて悩む、わりとフツウの中学生だったのだが……。ある夜、家族とトラブルを起こしたことから家出したカナは、町のダストシュートを開けて、とんでもないものを発見してしまう。――それは、銃を握った姿で眠る全裸の少女だった! 折しも、地元ではUFO出現と銃撃事件が続いて起こり、大騒ぎに。そんな中、カナは、眠りから覚めた少女“白雪”と全力で逃走し――東京へ向かったふたりは、オタク少年・千晴と出会う。事件から逃げつづけるカナ、挙動不審だけどカナに元気をくれる白雪、ふたりに振り回されながらも行動を共にする千晴――3人を追う謎の影とはいったい、そして、カナたちの運命は――!?

レビュー
少女の感情をこの上なくリアルに描いた桜庭サスペンス。

桜庭一樹先生の少女モノの初期の作品。
15才という微妙な年齢の主人公が、奇妙な事件に巻き込まれ、様々な大人に出会い苦悩するお話。
と私は思ったが、人によって随分と受け取り方が変わる作品であると思う。

この作品で私が印象的だったのは、中学生から見た大人の汚さ、昔自分にもあった大人への嫌悪感。
理不尽で一方的な大人の視点を見せつけられ、絶望するカナの心情がダイレクトに伝わって来る。

「大人」と呼ばれる年になって読んでも、こうはなりたくないなと思える大人像。
いつか気づかずこうなってしまうのかという恐れと、描かれる大人達への反抗心。

「確かにそう考えていた」というような忘れかけてた子供の視点と、身勝手な大人の理屈がせめぎ合う。
次々にカナが出会う持論に取り憑かれた大人達が非常に醜く見える。
そして思う、自分の理屈、屁理屈をも通せる立場になった大人こそが実は一番自分勝手な存在になりうるのではないかと。

大人は想像で子供を見て、実態を見ていないことに気づかない。子供に自分の想像を押しつける。
大人と子供の共通言語が無いことに思い悩んでいるのは果たしてカナだけか。

錯綜する情報、次第に明らかになる過去、事実と食い違う記憶・・・全体的に見るとサスペンス。
そこにSFファンタジーな要素「白雪」を混ぜ込んでより混沌模様に。
なんでこんなトンデモ設定をこの物語に織り交ぜてきたのかはちょっと疑問。

締め方も非常に大胆というか突拍子もない感じだが、そのことについての解説は無い。自分なりの解釈が必要。
SFファンタジー部分は放置気味だが、終わらせ方としてはしんみりとした雰囲気で良い。
かつで自分が自分であったことの証を得た少女が、これから戦場でどう戦っていくのかに想いを馳せる。



評価
★★★★☆
(4.5)

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