海をみあげて
あらすじ
鯨が空を飛んでいるちょっと不思議なこの町で、今日も真琴は元気です。部活も三年は引退で大好きだった剣道もしばらくお休み。あまり実感のわかない受験も憂鬱だけど、気にしない気にしない!
お節介でまっすぐな彼女は何にでもすぐ首を突っ込みます。クラスメイトの洋助はそんな彼女に対して冷やかです。
「クールでかっこいいってみんな言うけど、ただ冷たいだけなんじゃないの」(真琴評) と言われていた洋助も、いつのまにか彼女のペースに引き込まれ…。また二人で厄介事を引き受けてしまうのです。
ちょっとノスタルジックな普通の少女と少年の物語。
レビュー
とりあえず「海がきこえる」を連想した。
タイトルが似てるだけだけど…。
そもそも「海がきこえる」の内容知らないし…。
書き出しがこんなである時点で大まかな感想は伝わってるかもしれないけれども…
なんとも微妙。不完全燃焼。
良く言えばラノベらしい軽快なストーリー。
悪く言えば軽すぎて記憶に残らない話。
鯨が空を飛んでいる町で暮らす少年少女の青春ストーリーなのだが、どっこい色んな面で押しが弱い。
そもそも何で鯨が空飛んでるの?
っていう誰もが疑問に思うところをほったらかしなのが個人的に駄目。
不思議設定もきちんと背景があって、ストーリーに絡んでくるなら意味があると思う。
だが、この物語を象徴する「空飛ぶ鯨」については殆どノータッチ。
鯨の存在意義が問われる。
真琴の言動が想像以上に幼く、洋助は中途半端なツンデレ。
登場キャラも好きになれなかった。
普通の少年少女の日常を描いてる、だけ。
文章も直球な表現ばかり。
もうちょっと捻った表現しても良かったんじゃ?とちらちら思っていた。
物語全体を通して何を言いたいのかがよくわからない。
山無し、谷無し。
スポンサーサイト
トラックバックURL
→ http://lightnovels.blog51.fc2.com/tb.php/268-506719a4