マリア様がみてる ハローグッバイ
あらすじ
紅薔薇さまである祥子と黄薔薇さまである令も、ついに卒業する。卒業生の胸に花をつける係としてお姉さまのいる三年松組を訪れた祐巳は、祥子からあるものを渡されて…!?一方、菊組の令に花をつけるのは、由乃ではなく田沼ちさとで!?元薔薇さまの聖・蓉子・江利子もリリアン女学園に集合し、それぞれの思いを胸に、今、別れのときを迎える。「さようなら、お姉さま」。
レビュー
さようなら、お姉様。
やっっっっっっっっっっっっと完結した!(第一部が)
都合34冊、10年8ヶ月だそうな。
私が高校生の時にこの作品に出会って、早8年ということにもなる。
長すぎる・・・色んな意味で。
それだけ愛されてきたシリーズだということでもある。
もはや多くは語るまい。
ここまできたら黙って読めばいい。そう、ただ読めばいい。
8年分の思い出もあってか、卒業という言葉は心にずしりと来た。
それこそ自分の高校卒業の時よりも(ぉ。
最後に黄薔薇さん家がやってくれたことはびっくりしたが、素晴らしい締めでもあった。
山百合会の面々は変わってきたが、その中核にいた祥子様・令様がいなくなるのはやはり大きい。
残った面々が役不足というわけではないが、お姉様方が居なくなったマリみてが想像できないのも事実。
そう思うと余計「終わったんだな」と思えてくる。
話の上では第一部完。
でもどう考えたって集英社が続きを出さない訳がない。
第二部が惰性の駄作にならなければ良いが・・・。
とはいえ、それはそれ、これはこれ。
これまでの感動を、そして素晴らしいエンディングをありがとう。
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