ブログ内検索&カテゴリー

<< 全タイトルを表示 >>

プロフィール

ラノベドランカー

Author:ラノベドランカー
ラノベ大好きな中毒者。
ラノベ積本の海が引き潮気味になり、溺死の危機から脱出。
ブログ開設6年が過ぎました。
何事も継続は力なり。

最近の記事+コメント

あわせて読みたい

あわせて読みたい

スポンサーサイト

--------

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告

雪蟷螂(ゆきかまきり)

2009-05-24

雪蟷螂
電撃文庫
著作名:雪蟷螂

著者名:紅玉いづき(こうぎょく いづき)
イラストレーター:岩城拓郎(いわき たくろう)
発行日:2009/02/25


あらすじ
『ミミズク』『MAMA』に続く、“人喰いの物語”最終譚。

涙氷の降るその山脈で雪蟷螂の女が起つ。
この婚礼に永遠の祝福を。
長きにわたって氷血戦争を続けていたフェルビエ族とミルデ族。その戦に終止符を打つため、ひとつの約束がなされた。それは、想い人を喰らう“雪蟷螂”とも言われるフェルビエ族の女族長アルテシアと、永遠生を信仰する敵族ミルデ族長オウガの政略結婚だった。しかし、その約束の儀は、世代を超えた様々な思惑が交錯することによって阻まれる。果たして、極寒の地に舞う恋の行方は……。

レビュー
なんと苛烈な恋物語。

ああ、物凄い本を読んでしまった。
この人が電撃大賞発売月に本を出すのは新人受賞作家への嫌がらせだ、間違いない。
それ位に作品としての深みが違う。このレビューで少しでもこの本に興味が沸いたら、是非読んで貰いたい。超絶オススメの一冊。

愛する者を喰らうといわれる激情を持つフェルビエ族の女性"雪蟷螂(ゆきかまきり)"の恋物語。
血も凍るような極寒の地で燃えさかる激情。
読むだけで凍えそうになる描写と、触れただけで火傷を負いそうな雪蟷螂の愛情の対比が心に突き刺さる。

感情の読めないフェルビエ族の女族長・アルテシア、その感情を代弁するかのようなルイという影武者、アルテシアに絶対の忠誠を誓うトーチカ。
この三者のやりとりがあまりにバランスが良くて、設定面だけでも舌を巻く。

さらには一冊の中に隠されたもう一つの激情。これが明らかになったときの衝撃は忘れられない。

ミミズク』『MAMA』とは“人喰い”の概念が大きく異なっていると思うが、過去の2作品に負けない超良作。
というより、過去2作品を凌駕している神作品であると私は感じた。

1年に一回の刊行でも、この完成度ならなんの文句もない。

読むことが止まらなくなる作品。一気に読み切ってしまった。
そして読了後にいつまでも心に残る余韻。

序盤だけでは、何故私がこの作品を「恋物語」と書いたのか解らないと思う。
だが、最後まで読んで、見開きのイラストの意味が分かった時、あなたは間違いなく思うはず。
「これは恋物語だ」と。」

現状で2009年最高の一冊。
プシュケの涙」で★6つをつけているので、それと差をつける意味で★6.5としたい。

本当にこの作品は凄かった。ラノベの域を越えてしまっているかもしれない。
紅玉先生がラノベを離れて一般レーベルに行ってしまわないよう願いたい。


評価
★★★★★★☆
(6.5)

一押しお願いします
スポンサーサイト

電撃文庫 コメント: 5 トラックバック: 1

< 前の記事 ホーム 次の記事 >

この記事にコメントする

2009-08-24 れぎおむ [URL]

ついさっきこの作品を読み終わりました。
ラストの余韻はとても良かったです。
読後は、「恋」というものはとても身を焦がし、激情的で、壮大で、もしかしたら自分が迂闊に手を出して良いものでは無いんじゃないか、という変な読後感に陥ってしまいました(笑)
でも誰かを愛するのは素晴らしい事なんだと、この作品は教えてくれた気がします。
この作品と巡り合わせてくれて、ありがとうございました。

編集

Re: タイトルなし

2009-08-25 ラノベドランカー [URL]

れぎおむさん、こんばんは。
> 読後は、「恋」というものはとても身を焦がし、激情的で、壮大で、もしかしたら自分が迂闊に手を出して良いものでは無いんじゃないか、という変な読後感に陥ってしまいました(笑)
ここまで苛烈な「恋」を描いた作品を私は知りません。
火傷じゃすまない恋・・・してみたいと思ってもみたり・・・w

> でも誰かを愛するのは素晴らしい事なんだと、この作品は教えてくれた気がします。
> この作品と巡り合わせてくれて、ありがとうございました。
この感動を分かち合えて嬉しいです。

編集

2010-04-05 せーはく [URL]

こんにちは。
ボクは昨日この本を読み終わりました。

でも、自分の想像力とか、感受性がダメだったんでしょうね、よく分かりませんでした……。

ラノベらしくないラノベだったのかな?なんて、素人目線で思いました。

何回も読んで、『すげぇ』と思えるまで読み込んで、感想を言いにきます。

ラノベドランカーさんはやっぱ、たくさんの本を読んでるだけあるなと思いました。 ボクも結構本を読むほうだと思っていましたが、修行が足りないようです……(笑)


失礼します。

編集

Re: タイトルなし

2010-04-06 ラノベドランカー [URL]

せーはくさん、こんばんは。
> でも、自分の想像力とか、感受性がダメだったんでしょうね、よく分かりませんでした……。
> ラノベらしくないラノベだったのかな?なんて、素人目線で思いました。
好みの問題も大いにあると思います。紅玉いづき先生の本はラノベとは思えない作風でもありますし。


> 何回も読んで、『すげぇ』と思えるまで読み込んで、感想を言いにきます。
私は基本的に一回読んだら相当なお気に入りで無い限り二回読まない(読むとしても数年後)ので、何回も読んだ時にどう感想が変わるのか知りません。
もしかしたら新発見があるかも。

> ラノベドランカーさんはやっぱ、たくさんの本を読んでるだけあるなと思いました。
読書はライフワークなので、単に年の功って奴でしょうか。
数はそれなりに読んでる自覚はありますが、他のブロガーさんには私なんて足下にも及ばないペースで読まれる方もいらっしゃるので、上には上が・・・

編集

No title

2010-11-16 藍色 [URL]

こんにちは。同じ本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。

編集






    



管理者にだけ公開させる

トラックバックURL
→ http://lightnovels.blog51.fc2.com/tb.php/451-14114070

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

雪蟷螂 紅玉いづき

2010-11-16 粋な提案

涙も凍る冬の山脈に女が起つ。この婚礼に永遠の祝福を―。長きにわたって氷血戦争を続けていたフェルビエ族とミルデ族。その戦に終止符を打つため、ひとつの約束がなされた。それは、想い人を喰らう“雪蟷螂”と...

ホーム

カレンダー&アーカイブ

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

メールフォーム

ご用件がある場合はこちらまでご連絡ください。

<感動>最強ラノベ

<爆笑>最強ラノベ

<独特の世界>最強ラノベ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。