ゼロの使い魔16 ド・オルニエールの安穏(ティータイム)
あらすじ
様々な思いと策謀が絡んだガリア王ジョゼフとの戦いが終わって、才人たちは学園へと戻ってきた。全生徒の前で表彰され、アンリエッタからの褒美をさずかった水精霊騎士隊の面々は、それぞれ人気を取り戻して、幸せな時を過ごしていた。才人とルイズも、ふたりだけの世界に浸り……たかったのだが、シエスタがくっついて離れない。約束したお屋敷探しにも口を出されて、ルイズはご立腹。「メイドは雇わずって言ったでしょーっっ!」一方その頃、ガリアの女王となったタバサは、慣れない生活を送りながら、ロマリアの陰謀に立ち向かう決意を固めていた。冒険ファンタジー16弾!
レビュー
平和になっても恋の嵐は吹き荒れる。
ガリア戦役が集結し訪れたつかの間の平穏。
15巻での戦役で盛り上げたテンションを落ち着かせて、次なる展開に繋げる一冊。
わたし、サイトにつりあう女の子かしら?
今回のゼロはこれが主題。
ガリア戦役で一層名を上げたサイトに、自らがふさわしい存在なのかルイズは思い悩む。
これまでの関係が逆転し、特にルイズのサイトに対する想いに変化が生じてきた。
予定調和ないちゃいちゃにテコ入れしてくるとは恐れ入った。
心ではルイズが好きでも、生理的に他の女の子に目が行ってしまうこともあるサイト。
そんなサイトの真の気持ちが解らず戸惑うルイズ。
そして恋のライバルとして急浮上してきたとある人物にルイズはこれまでにない悲しみを受ける。
サイトとルイズの間に生じた大きな亀裂は今後どう作用してくるのだろうか。
そんな恋の駆け引きに平行して物語もしっかり進展。
1巻から活躍してきたあのキャラのまさかの退場には驚きを隠し得ない…。
きな臭い連中も新たに登場してきて物語は再び白熱してきそう。
17巻は大荒れの予感。
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