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ラノベドランカー

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空の彼方

2010-03-01

空の彼方
メディアワークス文庫
著作名:空の彼方

著者名:菱田愛日(ひしだ まなび)
イラストレーター:菜花
発行日:2010/01/25


あらすじ
不思議な防具屋を舞台にした優しいファンタジー。あなたも[シャイニーテラス]に来てみませんか?

王都レーギスの中心部からはずれた路地に、隠れるようにある防具屋[シャイニーテラス]。陽の光が差し込まない暗い店内に佇むのは、女主人ソラ。彼女の店には、訪れる客と必ずある約束をかわすルールがある。それは、生きて帰り、旅の出来事を彼女に語るというもの。店から出ることのできないソラは、旅人の帰りを待つことで彼らと共に世界を旅し、戻らぬ幼なじみを捜していた。
ある日、自由を求め貴族の身分を捨てた青年アルが店を訪れる。彼との出会いが、止まっていたソラの時間を動かすことになり――。これは、不思議な防具屋を舞台にした心洗われるファンタジー。

レビュー
心が澄んでいくのを感じる。

第16回電撃小説大賞「選考委員奨励賞」受賞作。
ここにも伏兵が。これも凄かった。

知名度の低いメディアワークス文庫で発売されたのが勿体ないと思える。
電撃で発売されてればもっと反響があったのではなかろうか。
蒼空時雨は電撃向けじゃないけど、本作はファンタジーものとして電撃でも十分発売できたはず。

陽の下に出ることの出来ない防具屋の女主人・ソラ。
そんな彼女が防具を売るには条件がある。
店がある王都レギースが帰る場所であること、帰ってくる為に最大限の努力をすること、そして帰ってきたらソラに旅の話をしにくること。
旅人達はその約束を一つの糧として、過酷な旅に臨む。
防具で身を守られるだけでなく、ソラとの約束が旅人達の「帰る」という強い想いの糧になる。

「武器」に比べて地味な「防具」に「命を護るもの」としてフォーカスした、ありそうでなかった着眼点が面白い。

待つことしかできないソラが防具に込める想い、送り出した者達に馳せる想いの強さが心に沁みる。
自らが作った防具が旅人と共に旅をし、彼らを守ることに意義を見いだすソラが何故だか切ない。
そんなソラと元貴族の青年アルが出会い、彼女は次第に変わっていき、彼女が抱えていたものが明らかになっていく。

待つことしか出来ない彼女が旅経つ人へ贈る「いってらっしゃい」という言葉、そして帰ってきた人へ贈る「おかえりなさい」という言葉。
何気ない、日常でもよく使うこの言葉の重みをこんなに感じたことは無い。

自らの意志で待ち続ける彼女の「いってらっしゃい」に込められた想いを、皆さんにも是非感じて欲しい。

読み終えた後、思わず溜息が出てしまう。素晴らしい作品だった。


評価
★★★★★
(5)

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