文学少女見習いの、傷心。
あらすじ
もうひとつの"文学少女"の物語、第2弾!!
「きみが大嫌いだ」心葉にそう告げられてしまった菜乃。その日以来、心葉は本心を見せず、取り繕った笑みで菜乃に接するようになる。そんなのは嫌だ! と、夏休み、菜乃はある行動に出るが……。傷心の夏が過ぎ、秋。文化祭に向け賑わう校内で、菜乃はまた新たな出逢いを体験する。不吉な影を背負った少女。彼女に関わる中で、菜乃は彼女の、そして心葉やななせ、皆が様々に心に抱える闇と光を見つめることになる。もうひとつの"文学少女"の物語、第2弾!!
レビュー
これはもう一人の「文学少女」の物語。
文学少女見習い第2巻。
正統な続編としての色合いがより濃くなった。
遠子先輩とは全くタイプが違うのに、どこか「文学少女」を彷彿とさせる菜乃。
そんな彼女とふれ合うことで自分が変わることを恐れる心葉。
大嫌いと菜乃を遠ざけ、心を閉ざす心葉に、泣きながらも果敢に突っ込んで行く菜乃が愛らしい。
そんな二人が仲直りするまでの「傷心」と、秋の文化祭での事件を描いた「怪物」の二本立て。
「怪物」のモチーフはフランケンシュタイン。
これまでと同様、モチーフの使い方は秀逸。
フランケンシュタインを使って人の心に棲む怪物を見事に描く。
なにやらスペシャルゲストなキャラが出ていたが、これはご愛嬌?
今回の話で一番前に進めたのはきっとななせ。
本編最終巻からなかなか前に進めていなかった彼女が、やっと一歩進めたことはとてもうれしい。
ななせ大好きだから、彼女が幸せになってくれないとなんだかやるせない。
というか、ななせを泣かせっぱなしの心葉が相変わらず許せない件。
本編最終巻での怒りが再燃しそうだ。
とか思ってたら、ラストは大波乱を思わせるシーンでの幕切れ。
次巻が「見習い」最終巻の様だが、一体どんな終わり方を見せてくれるのだろうか。
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Re: No title
2010-11-15 ラノベドランカー [URL]
> 久しぶりです。
> 文学少女読んでる奴をリアルで見かけたんですが
> 文学少女面白でしょうか?
文学少女は名シリーズだと思います。
ラノベ好きなら読んで損はしない本です。
> 文学少女読んでる奴をリアルで見かけたんですが
> 文学少女面白でしょうか?
文学少女は名シリーズだと思います。
ラノベ好きなら読んで損はしない本です。
Re: タイトルなし
2010-11-20 ラノベドランカー [URL]
花咲さん、こんばんは。
> 文学少女シリーズはライトノベルでは比較的重た目の内容ですが、後味はさっぱりとしていて読み終えたときの清々しさは最高ですよね(笑)
確かに重めですが、読み終わってみるとその重さが残らない希有な作品ですね。
> 文学少女シリーズはライトノベルでは比較的重た目の内容ですが、後味はさっぱりとしていて読み終えたときの清々しさは最高ですよね(笑)
確かに重めですが、読み終わってみるとその重さが残らない希有な作品ですね。
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