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ラノベドランカー

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灼熱の小早川さん

2011-11-06

灼熱の小早川さん
ガガガ文庫
著作名:灼熱の小早川さん

著者名:田中ロミオ(たなか ろみお)
イラストレーター:西邑(にしむら)
発行日:2011/09/22


あらすじ
小早川さん。仲良くなったらなんになる?
人間関係も勉強もそつなくこなし、万事如才ない高校生となった飯嶋直幸。県下でもトップレベルの進学校に入学した彼は、なに不自由ない学園生活を手にした。伝統と自粛のバランス――そんな口当たりのいい雰囲気に突然水を差したのは、クラス代表となった小早川千尋。自ら代表に立候補し、履行の邪魔なので副代表は不要と言いはなった眼鏡女子。常にテンション高め、ガチガチの規律でクラスを混乱に陥れる彼女のその手に、直幸は炎の剣を幻視する。そして彼女の心の闇を知るのだが――。田中ロミオ最新作は、ヒロイン観察系ラブコメ!?

レビュー
ヒロイン観察系ラブコメ?いいえ、これは学園ホラーです。

ロミオ氏の新作はどこの層を狙い撃ちにしたのか解らないながら、見事な衝撃作だった。
年齢層に関係無く、組織に属したことのある(ないし属している)人にはグサりと刺さるものがあるだろう。

正論 対 衆愚

「赤信号みんなで渡れば怖くない」な集団心理に陥っているクラス。
それと戦うのは「空気読めない」と悪評高い小早川さん。
集団に融け込み、当たり障り無いポジションを良しとする飯嶋は、そんな彼女の格好良さに惹かれ集団から離れていく。

離れて見えてくるのは自覚無き犯罪者集団と化したクラス。
しかし一人一人はそれなりにまともな奴ら。中心人物となっているもはいない。
中心にあるのは漫然と停滞し、荒廃に向かう「空気」のみ。

そんなクラスと戦う小早川さんが気になる飯嶋は、得意の「空気読む力」で共に戦うことを決意する。
小早川さんへ近づく口実と、その裏にある下心(恋心)の巧みな使い方で、ラブコメの体裁もしっかり整っている。

だけど多分メインはそこじゃない。
この無自覚の悪意の恐ろしさ、そして強烈さを伝えたかったのではなかろうか。
物語の舞台は高校だけど、集団があるところならどこにでもこのホラー現象は発生しうる。
自分もこの衆愚に陥ってないか?と自問自答してしまう。

ラノベという媒体でこういうテーマを重くせずに読者に伝えてくるロミオ氏の筆力は素晴らしい。
社会心理学とか好きな人は特に面白く読めるのではなかろうか。

「単なるラブコメじゃね?」と思った方に議論ふっかけるつもりは全くないが、私は何か伝えたいことがあるに違いないと思った。

何が伝わるかは読んだあなた次第。


評価
★★★★★
(5)

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