犬とハサミは使いよう Dog Ears1
あらすじ
強盗に殺され犬になって蘇った俺。でも本は読めるので無問題。大人気作家秋山忍【あきやましのぶ】こと夏野霧姫【なつのきりひめ】の飼い犬として、読書三昧な毎日を送っているのだが――何!? 本田書店が潰れるだと? 本が、本が買えなくなる……!? 『雨降って犬固まる』、忽然と消えた夏野のブラジャー。え、ブラ? 覆うほど胸は無いよね……って待て、分かった探すの手伝う! だからハサミはヤメテお願い!! 『犬も鳴かずば撃たれまい』他、俺を襲うデンジャラスな日常を描く短編集登場!
レビュー
腹がねじ切れる面白さ。
シリーズ中最もギャグに特化した短編集。
こういうのを待っていた!!
3巻までは途中のシリアスパートが邪魔をして勢いを削ぐ部分が多少あった。
しかし今回に限っては全くそんなことはない。
なぜなら短編集だから!シリアスパートとか挟む余裕ないから!
…かどうか真相は知らないが、とにかく終始ニソニソできる満足仕様。
とにかく私の笑いのツボを突きまくってくる。笑いの相性が抜群に良かった。
バカテスに匹敵する笑いのレベルを感じた。
あらゆる笑いが陳列された、そう、これは笑いのデパートや~(´▽`)~
はい、落ち着きましたすみません。
犬が本を読んでて刈られたり、貧乳を非難して斬られたり、パンドラの箱を開けて吊られたり。
ありとあらゆる残虐をその身に受けて、完全なるMに目覚めてしまった犬。
きれいな夏野さんという謎生物になってみたり、その後ゲロイン(その意味は読んで知るべし)に転生したり。
残虐性に加えて謎の属性が付与されてしまったドS作家。
巻を重ねる毎にレベルアップしていく二人の掛け合いには隙が見あたらない。
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